【感想・ネタバレ】鳥の歌いまは絶えのレビュー

あらすじ

シェナンドアの一族に生まれ、生物学者を目指す青年デイヴィッドは、あと数年のうちに地球上のあらゆる生命が生殖能力を失うことを知る。一族は資産と人員を集結し、クローン技術によって次世代を作り出すための病院と研究所をシェナンドアに建設した。動植物のみならず、人間のクローニングにも成功したデイヴィッドは、クローンたちが従来の人類とは異なる性質を帯びていくことに危惧を覚えるが……。滅びゆく人類と無個性の王国を築くクローンたち、それぞれの変遷を三部構成で描く、ヒューゴー/ローカス/ジュピター賞受賞作、待望の復刊。/解説=渡邊利道

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Posted by ブクログ

ネタバレ

物語の背景に、今回の疫病騒ぎが重なる。
かつて、恐竜達が滅んだように、人類もいつか終わりを迎えるのだろう。
その中で足掻く人々。その遺産を食い潰す新人類。そしてまた、彼らにとっては異端と思える新しい人類が誕生し、彼が成長した時に破綻は訪れる。

誰が正しいのか、何が正しいのか、それは読んだ人間か判断することだろう。

ただ、私は自らの生き方に責任を持って、顔をあげて生きたい。

そう強く思える作品だった。
流石、名作である。

0
2020年05月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

陰鬱に展開し、新しい世代が登場して終わるが、鳥や川魚が居なくなった世界でクローンの社会が果たして持続可能とは私には思えないので希望を感じられなかった

0
2020年12月24日

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