酒匂真理子の作品一覧

「酒匂真理子」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

ユーザーレビュー

  • 鳥の歌いまは絶え
    面白すぎる。素晴らしかったです。
    そしてタイトル邦訳があまりにも美しい。

    三代にわたるSF年代記。
    核によって生殖能力を失い滅びゆく人類のうち、サムナー一族だけがクローン技術という慧眼によって生き延びます。
    しかし、クローンたちは旧人類にはない共感能力を有しており、やがて旧人類を排除するようになり...続きを読む
  • 鳥の歌いまは絶え
    環境破壊により不妊が蔓延した人類は滅亡の危機に瀕していた。クローン技術に活路を見出すも、異変が起こり……。

    都市は滅び、動物たちが姿を消し、氷河期が迫るという世界観。人類の存続のために生み出されたクローンの人間たちは強い共感力を持つが、同時に個として生きる力を失っていく。徐々にディストピア化してい...続きを読む
  • 鳥の歌いまは絶え
    地球上のあらゆる生物が生殖機能を喪失しつつあることを知ったデイヴィッドは、クローン技術をつかい種の保存を画策する。仲間とともにシェナンドアの谷に研究所を創設し、研究に明け暮れる彼は、ついにクローン人間を誕生させる。クローン人間はオリジナルと寸分違わない容姿と申し分ない才能を発揮。研究所を発展させ、人...続きを読む
  • 鳥の歌いまは絶え
    物語の背景に、今回の疫病騒ぎが重なる。
    かつて、恐竜達が滅んだように、人類もいつか終わりを迎えるのだろう。
    その中で足掻く人々。その遺産を食い潰す新人類。そしてまた、彼らにとっては異端と思える新しい人類が誕生し、彼が成長した時に破綻は訪れる。

    誰が正しいのか、何が正しいのか、それは読んだ人間か判断...続きを読む
  • 鳥の歌いまは絶え
    「共感」と「自我」は相対するものなのか……。

    1976年のSF小説
    出だしは“ある田舎の集落”で育った少年の成長が描かれている。
    でもその陰には伝染病、不妊、飢饉、戦争などで人類の終焉が忍び寄っている。
    成長した少年とその一族は、人類維持のための医療・研究とともにひそかにクローン研究を始める。
    ...続きを読む

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