あらすじ
■弘兼憲史氏推薦! 41人の実例が語る環境変化の「罠」。脳科学・心の問題の専門家が教える、「定年後の自分」を育てるヒント。
定年を境に多くの人は突然の環境変化に戸惑い、人によってはうつや認知症のような病気を引き起こしたり、病気とは言わないまでもやたらと感情的になったり、暴言や奇行が目立ったりすることが多く、介護や認知症並みに家庭や社会での深刻な問題になっているのが現実。
実例をもとにリアルな現実を知ってもらい、定年前にできること、心がけたいことを、脳科学者である著者がアドバイスする。
[目次]
はじめに──50代は「定年後の自分」を育てる時期でもある
序章 健康やお金ではない! 定年前から始まっている本当の危機
第1章 居場所がない! 定年後に待ち受ける「罠」──孤独との上手な向き合い方
第2章 現役とは違う! 肩書が通用しない現実──承認欲求の上手な手放し方
第3章 焦りは禁物! 周りと比べるのは無意味──焦燥感の上手な抑え方
第4章 家族は迷惑! その言動が定年後に直結する──ストレスとの上手な向き合い方
第5章 人生に定年はなし! 長い後半戦を視野に入れる──意欲・自己肯定感の高め方
おわりに──人生は「定年後の自分」を早く育てた者勝ち!
<著者略歴>
高田明和(たかだ・あきかず)
1935 年静岡県生まれ。慶應義塾大学医学部卒業、同大学院修了。医学博士。米国ロズエル・パーク記念研究所、ニューヨーク州立大学助教授、浜松医科大学教授を歴任後、現在同大学名誉教授。専門は血液学、生理学、大脳生理学。日本生理学会、日本血液学会、日本臨床血液学会評議員。脳科学、心の病、栄養学、禅などに関するベストセラーを含む著書多数。自身もうつやHSP(超敏感気質)に長年苦しみ、HSPを扱い紹介した『敏感すぎて困っている自分の対処法』(監修、きこ書房)は日本での火付け役となり、話題を呼んだ。近著に『「敏感すぎて苦しい」がたちまち解決する本』『HSPとうつ 自己肯定感を取り戻す方法』『HSPと発達障害 空気が読めない人 空気を読みすぎる人』(いずれも廣済堂出版)がある。
※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『定年を病にしない』(2020年4月17日 第1刷)に基づいて制作されました。
※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
高田明和さんというと、浜松医科大学の教授で、
病は気からの科学 という本の著者と記憶している。
本書では、名誉教授になっていた。
エメリタスemeritusだ。
本書も、メンタリティに関する著作だ。
はじめに── 50代は「定年後の自分」を育てる時期でもある
はじめにの中で本書のエッセンスが書かれている。
そして、その後に41の実例が書かれている。
会社の肩書だけが、人生の証の様な人も知っている。
友達もいないのでぬれ落ち葉に成ったり、
引きこもりになったり。
スーパーでコピー機が、使いこなせず店長を出せと、
わめいている迷惑老人を目にしたこともある。
実例に出されている人も、
上手くいった人の例が、少なく正直途中でしんどくなってくる。
体の病気でと言う例はない。
心の病気の例は、少なからず出てくる。
序章 の見出し
健康やお金ではない!
定年前から始まっている本当の危機
よって、ファイナンシャル、健康のための里山歩きとか
ウオーキングと言った内容は、対象外だ。
多分うまくいっているのは、2020年で85歳になる著者だけかと思う。
でもそうでもなく、奥さんをすでになくされていて
苦労されているようだ。
著作を上梓することも生きがいとされているに思う。
41の実例とあるが、自身のこともそこかしこに書かれているので、42の実例と言ってもいいだろう。
再就職は、コネとさりげなく書かれている。
ハローワークは、
失業保険をもらうための活動の場所で、
実際ブラック企業まがいのところとか、
もとから採用する気のない公的機関の
フェイク募集なんてのもある
と聞いた。
そんなことに思いを馳せながら、
本書を読み進めると、役に立つと思う。
他山の石だね。