【感想・ネタバレ】おおきな森のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

坂口安吾、宮沢賢治、ガブリエル・ガルシア=マルケス、ホルヘ・ルイス・ボルヘス、フリオ・コルタサル―――文学者たち、彼らの作品、それに満洲、植民地支配、戦争犯罪を巡る重厚な幻想小説。

4つもの異なった世界が重層的につながり、また円環を成す構成は難解で、しかも物語は最後まで閉じ切ることがないけれど、ひとりの人間の再生を示すラストはあたたかく、また、仄かな希望を感じさせる。

0
2020年10月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

理解不可能だけれど、一大交響曲を左脳で聞いたという風に読み終えた。
銀河鉄道、百年の孤独、長崎の二十六聖人、満州、東北弁
ありとあらゆる興味深い事柄を編み込んでいって、坂口安吾も探偵家業をなしている。おおきな森に迷い込むというよりも余りの難解さに大海原にひとりぼっちでなげ出されたような気さえする。
あの車両の中で早々に溺死したのはこの私だったのかもしれない。

0
2020年05月29日

「小説」ランキング