【感想・ネタバレ】人間心理を徹底的に考え抜いた 「強い会社」に変わる仕組み リクルートで学び、ユニクロ、ソフトバンクで実践した「人が自ら動く組織戦略」のレビュー

あらすじ

ファーストリテイリングの柳井正氏、ソフトバンクの孫正義氏という、日本を代表する2人の経営者に近いポジションで働いた著者が語る、「どの会社でも使える組織変革のフレームワーク」!

リクルート、ファーストリテイリング(ユニクロ)、ソフトバンク。共通するのは、日本を代表する「強い会社」であること。
著者は、この3社に在籍し、リクルートでは、組織人事コンサルタントとして数多くの企業の組織改革に携わった。
その後、ファーストリテイリングに入社し、人事総務部長、マーケティング&コミュニケーション部長を歴任し、同社の急成長やブランドづくりを支えた。
そして、ソフトバンクでは、ブランド戦略室長として「=SoftBank」のCIの導入や福岡ソフトバンクホークスの球団立ち上げに携わる。

そうした実践経験を通して生み出された組織変革のための手法を、初めて明かしたのが本書。

「強い会社」になるための方法はシンプルで、「良い企業文化(残したい企業文化、強化したい企業文化)」「良くない企業文化(変えたい企業文化)」「理想の企業文化」をもとに、自社の状況に合った組織戦略を採り入れること。
その具体的な戦略について、「企業理念」×「コア・コンピタンス」×「仕組み・制度・施策」という組織改革で欠かせないキーコンセプトとともに、具体的な変革のプロセスを紹介していく。

柳井正氏、孫正義氏から学んだエピソードなど、経営で大事なエッセンスが満載の書。

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Posted by ブクログ

組織文化を徹底的に変えたいと考えている経営者にオススメ。
リクルート、ソフトバンク、ファーストリテイリングに勤めていた著者なので豊富な実例付きで参考になる。

組織文化を変えるにはどのように変えていくか?そのストーリーのシナリオを書き、推敲を繰り返す作業

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2025年01月03日

Posted by ブクログ

勢いのある会社の実際の事例は大変興味深く、
また筆者の的確な分析も参考になった。
ウチはリクルート・ファストリ・ソフバンには並ぶべくもない零細企業だが、それでも事例はとても参考になった。

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2020年02月23日

Posted by ブクログ

組織変革は企業理念、コアコンピタンス、仕組・制度・仕組みで決まる為、企業それぞれで、FR社の事例説明まではよかったが、その説明以降は話が各論になりすきて、参考にならなかった。

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2022年10月05日

Posted by ブクログ

難しい本の一つ

なんとか人が自ら動き出す組織にしていきたい。

自分は怒らない。

遅くてもいいので順番に理解を得ていく

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2022年07月24日

Posted by ブクログ

schooの講義がとても勉強になったので購入。
リクルート、FR、SBそれぞれの特徴から読み解く企業のコアコンピタンスについて述べている。
正直講義が良かったので本からはあまり強い魅力を感じることができなかった。
それぞれの会社の事例がヒントになるとは思う。

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2022年06月05日

Posted by ブクログ

リクルート、ファーストリテイリング、ソフトバンクでの就労経験のある著者がそれぞれの会社で学んだ会社を自ら動き出す組織となるためのノウハウを自身の経験などを用いて書いた一冊。

しっかりと自社のその時に見合ったビジネスモデル、コアコンピタンスを見極めることで仕組み・制度・施策を構築していくノウハウがたっぷりと解説されており勉強になりました。
それぞれの会社での会議のやり方の違いやトップダウン、ボトムアップが求められる状況や創業者が後継に受け継ぐべきことなど今の自社がどのような状態かによって取るべき行動が変わることを理解することができました。
それらをベストプラクティス発表会や40歳定年制度などのリクルートでの制度や思考のフレームを用いて企業文化を変革していったファーストリテイリングでのの事例をもとに解説されており本書の内容をより深く理解することもできました。
また、ソフトバンクの孫正義氏やファーストリテイリングの柳井正氏など日本を代表する経営者の横顔も知ることができました。

人材を採用する時に「人間性」や「コンピテンシー」を重視することや会社の「価値観」や「判断基準」を大事にすることは他社に抜きん出る強い会社になるうえで一段と大事になるポイントだと感じ、本書の中でも印象に残りました。
そして、会議において情報共有、結論を出す、発想を広げるという3つのタイプとそれぞれの注意点も学ぶことができました。
また、先行事例があるとうまくいきやすいということも感じました。

本書を読んでファーストリテイリングが世界に名を残す日本企業として強くなっていく姿を知るとともにソフトバンク、リクルートがどのようにして仕組み・制度・施策を活かして人材を伸ばしているかも知ることができました。
本書での知識を活かして組織を自ら動く集団へと変えていきたいと感じた一冊でした。

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2021年02月12日

Posted by ブクログ

▼リクルート創業者の一言から始まる
「1匹のライオンが100匹の羊を操るのではなく、
1匹の羊が100匹のライオンに活躍してもらう」
このライオンを率いるための理念が
「自ら機会を創り、機会によって自らを変えよ」
「機会は顧客への価値提供」
ただ主体的に難易度が高い挑戦をするライオンが増える程、個が強くなり、縄張り争いもする。
(社内が競合になる事もある)

そのための「仕組み、制度、施策」
によってリクルートは強くなってきた。
一方でUNIQLOの文化は異なる。
これはビジネスモデルが異なるから。
製造小売業で在庫リスクが高いため、
そうならないための文化が必要
(個の強さと言った縄張り争いでなく強力の文化)



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2020年08月08日

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