あらすじ
ただ隣にいるだけで、こんなにも温かい――。
唯一の奉仕対象である人間シイに、なぜか襲い掛かる王宮ゴーレム。正規品のティーファでは歯が立たず、シイは非合法改造を施されたバルブによって救い出される。しかし、安らぎを求めるシイに対し、バルブは感情機能をもっておらず……?
これは、孤独な少女のやさしさが世界に救いをもたらす物語。
誰も知らない「人外×少女」の世界がここに――!
Twitterでも大反響の心昂るエキゾチック異類交流奇譚、第二幕!!
【特別描き下ろしエピソードも収録】
Twitterでも話題となった、不気味なゴーレムと人間の少女が織りなす摩訶不思議なファンタジー!
人外×少女が織りなす、この独特な世界観にハマる方も多いはず!
人間の命令に忠実に従い、人間のために存在する人形であるはずのゴーレムに、執拗に追われる人間の少女・シイ。彼女は、突如目が覚めると、自分が誰なのか、ここはどこなのかといった、一切の記憶がなかった。シイは、ゴーレムから逃げまわる途中で、一つ目のゴーレム・バルブに救われる。シイは、自分の記憶を取り戻すべく、バルブとともに行動することになるが、そこは400年前に人類が滅びた、人間のいない国であったのだ…。
表情もなければ、会話することもできないバルブですが、シイと接している行動から、優しさや大切に思っていることが伝わってきて、心打たれます。シイが追われている理由や人類が滅びた過去など、先の読めない展開で続きが気になること間違いなし! ぜひご一読ください。
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Posted by ブクログ
アリアドネの行く末が切なかった。
でもアリアドネは多くの人間たちに奉仕させられるより、たったひとりのあの子に全てを捧げる一生がよかったんだろうな。
私もシイと同じように、誰も死なない(壊されない)で仲良く暮らせたらいいのにと思ってしまうけど、死ねる事がチャンスになる場合もあるんだな。
四百年、改めて、永い永い時を待っていたんだと痛感した。
おおう
正規のゴーレムは監視されているからってえぐい解決法してくるな。
シイ的にはバラバラにするよりは良いとかプログラムが弾きだしただろうけど、むしろえぐいな。
400年動き続けたのも不思議だけど。
色々なゴーレムとか
教育育児用、対人コミュニケーション用ゴーレム等、あと王宮の三角頭のゴーレムはどうもシィちゃんには敵対的です。
バルブの最初のマスターは白骨化したまま放置されていましたし、400年間、人が現れるのを待っていたとはいいつつ、ずっと自分たちで社会の運営はしているようです。
デザインもアナログタッチで良いんですが、やはり相変わらず謎が多いです。
人間のいない国感想
人がいないだけで、生きて行くには衣食住ほぼ整っていて生活ができる。さっきまで人が居たのにと思わせる世界。
人を感じさせるゴーレムたちとの不思議な関わり合いの中 暖かみのある細やかな絵がよけい孤独を感じさせる。
なぜ突然人間の子が現れたのか?
この先はどうなる!早く読み進めたい作品です。