【感想・ネタバレ】駅名学入門のレビュー

あらすじ

2020年3月開業の「高輪ゲートウェイ」で一躍注目を集めた駅名。日本の駅名とは、そもそもどういうものか。明治以来の歴史的変遷から浮かび上がってくる、思想、そして社会的・政治的・文化的背景とは。さらに、カタカナ・ひらがなを多用した「キラキラ駅名」はいかなる文脈から発想されるのか。駅の命名メカニズムを通して、社会構造の変化や地名との関係、さらに公共財としての意義や今後のあり方を展望する。多くの発見と知的刺激に満ちた本。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

<目次>
まえがき
第1章   駅とは何か
第2章   駅名に採用される地名とその階層
第3章   在来線の駅名
第4章   路面電車の停留場
第5章   新幹線の駅名
第6章   寺社仏閣の駅名
第7章   数多い「前の駅」
第8章   東西南北と中、そして新
第9章   駅名が変わるとき
第10章   観光のための改称
第11章   防諜のための改称
第12章   住宅地系の駅名はブランド化する
第13章   これからの駅名はどうあるべきか

<内容>
山手線に50年ぶりに生まれた新駅「高輪ゲートウェイ」。能町みね子さんが駅名の反対署名をしていたが、著者もこの駅名に大反対。そのあたりにインスパイアされたか、かなり真面目に「駅名学」を論じている。私は基本的に著者の考え方に賛成。地名は歴史であり、文化財なのだから、ヘンな改変や新しい珍名を作るなら、その地の大字名や古くからの通称名を使えばいい。京急も今年6つの駅名を変えたが、いま一つの気がする。ぜひ、みんなに考えてほしい問題である。

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2020年04月04日

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