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Posted by ブクログ
ネットで見かけて。
イギリスからオーストラリアへ向かう船の中でひとりきりだった少女。
バッドマンを恐れていた母を亡くし、弟と二人で生き抜く少女。
祖母に預けられたまま、母親が別の家庭を持ってしまった少女。
この三人の少女を中心に話は進むが、
三人の折り重ねられた人生、
いづれも波乱万丈すぎて追いついていくのが大変だった。
著者の作り出した迷宮で彷徨っているようで、
「小公女」よりも「小公子」よりも「秘密の花園」が好きだった
自分としては楽しかった。
冒頭、祖母の家に置いて行かれた少女が、
歯ブラシがない、と言って泣き出す場面には心をつかまれた。
(下巻へ続く)
Posted by ブクログ
たった一人、イギリスからオーストラリアについた船に残された4歳の少女ネル。
大人になったネルが過去をたどるための唯一の手がかり『お話のおばさま』ことイライザ。
ネルの過去をたどる孫娘の(といってもちゃんとした大人)カサンドラ。
時代を越えて3人の女性の人生が交差する時に見えてくる真実。
という話なんだと思うんだけど、まだ上巻なので真実はまだ見えてこない。
だけど、私の好きなイギリス文学の匂いが濃厚なこの作品。
読みながらどんどん世界に溺れていく。
ああ、下巻を読むのがものすごく楽しみ。
こんなトキメキ、学生時代みたい。