あらすじ
生涯現役社会に対応した制度を具体的に提案!
深刻な人手不足を受け、シニア雇用が変わろうとしている。
60歳での定年、再雇用から65歳定年への移行を真剣に検討する企業が増加。
制度の変更を前に何を検討すべきか、どのようなメリットがあるのか。
コストはどう変化するのか。
65歳定年の先にある70歳雇用延長も視野に入れ、
注意すべき実務上のポイントを先行事例とともに具体的に解説。
企業年金を含めた全体像がわかる。
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Posted by ブクログ
タイトルの通り実務寄り。
定年延長に加えて、退職給付制度についても書かれている。
【メモ】
・人材マネジメント1.0/2.0/3.0
①人材マネジメント1.0:企業が全てを提供
②人材マネジメント2.0:プロ化志向
③人材マネジメント3.0:リカレント主義
・60歳以降の報酬水準引き上げのための原資捻出方法
①基本給カーブの変更
②諸手当の削減・廃止
③賞与の基礎部分の減額
④退職給付の改定
⑤要員管理
※留意点
①減額対象者の優先順位
②減額対象者の生活や意欲への影響
③報酬水準が引きあがる対象者と原資を捻出する対象者との整合性
・定年延長の制度設計の類型
①1社1制度→60前と後の制度を原則同一にする
②1社2制度→シニアの人事制度と60歳前の人事制度は全く別物とする
・シニア活躍を促すソフト面での支援
①仕事の付与
②人材育成
-キャリア形成支援
-上司のマネジメントスタイル変革
③働き方
-兼業・副業
-健康管理などの支援体制の整備