あらすじ
今日から家庭でできる「声かけ」で、イライラが笑顔に変わる!
エビデンスに基づく最先端の教育メソッド
「すごい!」「よくできたね!」「さすがお姉ちゃんだね!」
よかれと思って、そんなほめ方をしていませんか?
「ダメって言ったでしょ!」「早くしなさい!」「どうして約束が守れないの」?
しつけのために、そんな叱り方をしていませんか?
じつは、「ほめる」「叱る」の声かけ次第で、親子関係や子どもの育ち方に大きな影響が見られます。
日本人に多いとされる「自己肯定感」の低い子どもは、
謙遜文化による「ほめ不足」が原因ではなく、
「非効率的なほめ方や叱り方」が原因かもしれないのです。
注目が集まっているプログレッシブ教育(進歩教育、オルタナティブ教育)の代表格である
「モンテッソーリ」と近年最注目の「レッジョ・エミリア」を知り尽くした
オックスフォード児童発達学博士による、
エビデンスに基づく最先端の教育メソッドをほめ方・叱り方という
「声かけ」に落とし込んだ画期的な最新子育てバイブルです。
★フジテレビ系「ノンストップ! 」で紹介!
★中田敦彦のYouTube大学で紹介 !
*本書は、おもに3〜12歳の子どもを対象としています。
【目次】
はじめに
第1章 親の声かけ次第で子どもはすくすく成長する
第2章 自分でできる子に育つ「ほめ方」
第3章 自分でできる子に育つ叱り方
第4章 子どもとつながる聞く習慣
5章 こんなとき、どうすればいい?Q&A
おわりに
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Posted by ブクログ
自分のやってしまっていることが、推奨されないことばかりであることに気づく。
1番印象的なのは、親が子供になって欲しい理想像に対して、親の接し方は合致しているのか、という考え方。自由で柔軟な子に、という願いにしたいして、自らの振る舞いが子供を囲い込み、条件を与えて実行させ、しこたま結果で褒めていたらそうなるはずがないと痛感した。
すごいじゃん、早いね、さすがお兄ちゃん。などを多用していたが注意しようと思えた。
もう少しプロセスを深堀し、本人がすごいと言う言葉だけでなく、何がすごかったのかを意識できるようにしてあげる。
子供と話すときに、"子供"という色眼鏡で見ていないか。もっと真剣に向き合う。妻にも同じかも。ケータイを見ながら、とか。その姿勢がそのまま相手に伝わる。
ただ、読んで学ぶのは簡単!実行するとなると難しい。モタモタしていると、あなたももっと言ってよ!と妻から言われる始末。。
学んだことを念頭に、発言、姿勢に気を付けつつ、よいバランスを保ちながらやっていくのが良いかな。
自分自身が外的承認のために働いたり、何かをしている自覚がある。その姿は子供には悪影響か。親自身にも当てはまる。アドラー心理学にも通ずる内容。
大人がダメだと決めていることを子供は理解していない可能性がある。この場合の叱りは理不尽。
あなたメッセージではなく私メッセージへ。
あなたが〜していたから、〜してくれないから、ーしてしまった。という表現を多く使ってしまっている。(=あなたメッセージ)
子供は自己防衛に走ったり、癇癪を起こす。同じようなことが起きた時、相手を同じような手法で責めるようになる。子は親の鏡。
飴と鞭の危険性。承認欲求の塊に。褒美のための行動になり、何のために、なぜそれを行うのは気にも留めなくなる。なるべく否定的な言葉を与えずに、なぜ、を導く、自ら理解できるように。
Posted by ブクログ
褒めるときは、子どもの結果に注目せずに、プロセスに注目して褒める。
褒めるためには、しっかりと子どもを日ごろ観察し、経過を見守る。
具体的なところを伝える、共有することでも褒めることになる。
叱るときは、目の前の子どもの行動の結果ではなくて、どうしてそうなったかまで、考える。
共感し、どうしていけないのかを説明すること。
相手を責める言い方は、反抗したくなるため、しない。
感想
原則としては、理解できるのだが、実践できそうかと言われると冷静にこんなことは言ってられないなぁと自分の未熟さを感じる。
咄嗟に上手な褒め言葉は出ないし、叱るときは、親自身が怒りの感情で冷静になれない。
ただ、マインドとして、知っておいて心の隅に置いておくことで少しづつ、プロセス褒めや相手への共感、提案、私メッセージで伝えるなどを日頃から練習していきたいです。
Posted by ブクログ
話題のモンテッソーリ教育。それは教師の価値観の押し付けではなく、子供の自発的活動を促す教育だという。最近よく聞く言葉で、知識として触れておきたいと思って読んでみたけれど、本だけではやはり限界はあるのかな。そもそも教育に決まりはないし、この本に触れられていることは近年の育児書とあまり変わらないと感じた。しかし改めて感じたのは、親から子への関わり方の反省と改善。そして人間はいつまでも学び続ける生き物だということ。大人がこうして本を読み勉強し続けて、進化している姿を子供に見せることも最も価値のある行動なのではないかな?と考えている。大人も勉強するよ!たのしいよ!と共感し合えればなお良し。著書には上っ面を誉めない。とあるがこれは一番簡単なことだからしてしまうことだと再認識。【プロセスをみる、認める、褒める】これは一呼吸おいて相手をよく観察しなければ出来ない。向き合い、観察して長期的な目線を持ってかかわっていく。勉強になった。大人が学ぶ姿勢を持つことを忘れてはならない。
Posted by ブクログ
具体的なアドバイスが豊富な本。深みはないが、実践的ではある。
・ほめるとき
具体的にプロセスを褒める。「すごい」「えらい」「さすが」とは言わない。
・人間関係を壊す習慣
ガミガミ小言=同じことを何度も繰り返し叱る。
・子どもに対する見方を帰る
一人でできる力がある、と思えるかどうかり
Posted by ブクログ
子供を1人の人間として敬い、接する。
すごく大事やけど難しいなぁ。出来ることなら危なかったら先回りして怪我のないようにしたいし、困ってるなら助けたい。でも子供のためを思ったらそうでなくて、信じて見守ることも大切なんやなぁ。
褒め方、叱り方について分かりやすい例がいっぱいあって良かった。実際に自分が実践できるかって言うと難しいけど意識していきたいなとはすごく感じた。
Posted by ブクログ
3歳~12歳対象。5歳の下の子はいいとして、8歳の上の子に間に合うか不安な部分もあるけれど、やるなら今が一番早いはず。
・自己肯定感の低い子供は、「ほめ不足」ではなく「非効率なほめ方叱り方」が原因
・大人の期待や評価を押し付けない子育てとは
1.親の声かけ次第でこどもは変わる
・条件付きの接し方をすると親の機嫌をうかがうような行動をとる
・無条件の接し方では、まず考え方や行動の理由を考える
①ほめ方と叱り方に気を付ける、どんどん質問する
②子供は一人でできる力がある、と考える。親が持つイメージはその子が大人に なった時の行動を左右する
③向き合い寄り添いながらも、必要な制限を設け道しるべとなる
2.自分でできる子に育つほめ方
NG…おざなりほめ(すごいetc)、人中心ほめ(やさしいね頭がいいねetc)
OK…プロセスほめ(あきらめなかったね、いろいろな方法を試したねetc)
努力をほめると次も努力しようと頑張る
<ほめ方ポイント>
①成果よりもプロセス ②もっと具体的に ③もっと質問
・見たままを具体的にほめてみる(色や形など)
★むやみやたらにコメントしない(評価が欲しいのではなく共感したいだけ)
3.自分でできる子に育つ叱り方
・褒美や罰を与えると自己中心的な考え方になってしまう
①「ダメ」「違う」をできるだけ使わない
→まず共感、肯定から入ると気持ちに柔軟性が生まれる
②結果ではなく努力やプロセスに目を向ける
③好ましくない行動の理由を説明する
④親の気持ちを正直に伝える
4.子どもとつながる聞く習慣
★アクティブリスニング…話し手に対して100%の注意を向けて、その人の話を足し算や引き算することなく、無条件に聞き入れること
①表情、アイコンタクト、姿勢
②無条件の受容精神(興味、真摯に受け止め、信頼する)
③反映力(反復、言い換え、言語化、明確化)
④ジャッジしない、解決しない、話をそらさない
・子どもとぶつかる7つの習慣
①批判する ②責める ③文句を言う ④脅す ⑤罰する ⑥目先の褒美で行動をコントロールする ⑦がみがみ小言を言う
★子供を「コントロールしない」原則に立ち返る
・子どもとつながる7つの習慣
①応援する ②励ます ③傾聴する ④信頼する ⑤尊重する ⑥違うを話し合う ⑦受け入れる