【感想・ネタバレ】「辞める人・ぶら下がる人・潰れる人」さて、どうする?のレビュー

あらすじ

離職、生産性やモチベーションの低下、心身の不調、人間関係のトラブル、ハラスメント……いま、経営者や人事担当者、マネジャー、チームリーダーの多くが、「人」にまつわる問題に悩まされています。
本書は、医師でありながら経営学修士(MBA)を取得し、産業医・経営コンサルタントとして活躍する著者が、それら「組織の病」の原因と対策を徹底解剖。
定量的データ分析と経営学・医学・心理学の専門知識に基づき、病の原因である「マイナス感情」の蓄積プロセスを解き明かします。
さらに、組織改善のために必須であるにも関わらず、多くの組織が実施していない「組織内ターゲティング戦略」=「マーケティング思考に基づき、対応する人材を絞る(優先順位をつける)」方法を具体的に解説します。
【こんな方に読んでほしい】
・転職ブームの裏で、優秀な社員が定着しないことに悩んでいる組織の経営者、人事労務担当者
・活気がなく、生産性の低いチームに悩んでいるマネジャー、チームリーダー
・自分や周囲の心が組織から離れているのを感じており、今後のキャリア構築や、今の仕事のやりがい・モチベーション回復に役立てたい方

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

人材業界や人事に携わる人間はみんな読んだ方がいい。自分は求人広告営業をしている中で、従業員をセグメント分けし、どの層をターゲットにするかという部分は常に意識して考える必要があると感じた。

0
2024年02月20日

Posted by ブクログ

産業医、精神カウンセリングの専門家、組織戦略のコンサルタントである著者による、離職・離脱・ぶら下がりが多く発生する「ダメな組織」がどのようなものか、そこからどうすれば脱却できるかについて解説した本。

内容は非常に整理されており、論理的で妥当性が高い。
「ダメな組織」がどのように発生していくか、またその対処法はどのようなものか、著者の専門性と経験に基づいて解説されているため納得できた。
これまで漠然と感じていた組織の問題点とその原因の解像度が上がったと感じる。

「ダメな組織」は従業員のマイナス感情の蓄積によって発生する。マイナス感情は「心身コンディション」(疲労、病気、不安)、「働きやすさ」(ワークライフバランス、業務負荷、人間関係)、「働きがい」(成長の機会、居場所感、評価)の3つに分類され、どの要素が欠けても組織の活性は低下する。

また社員の悪い状態にも、現状からの回避を望む「消極的離職」、次の成長を目指す「積極的離職」、心身コンディションの悪化による「離脱」、不満を持ちながらもやる気なく組織にとどまる「消極的定着」などの種類がある。
当然、どの状態が多いかで組織の症状は違うし、その対策も異なる。

個人的に特に関心を持ったのは、能力のない社員がやる気なく居座り、若手の優秀な社員が「積極的離職」していく「ぶら下がり組織」だ。
今自分が所属しているのが典型的な日系大企業であり、この「ぶら下がり組織」の傾向が強いからだ。

福利厚生が手厚く、人当たりの良い社員が多い「働きやすい」会社である一方、年功序列をベースとした古い人事制度から変わっていないため社員の能力の差が待遇に反映されにくい。若しくは反映されるまでのタイムラグが長い。
この結果、若手の優秀な社員はよりレベルが高く高待遇の職場を求めて転職していき、相対的に能力の低い中高年社員が居座り高給をとるようになっている。

著者はこのような会社を最悪の状態と言っている。
そして脱却までの道筋として、まずは「働きやすさ」を減らすことでぶら下がり社員を排除することが必要だとする。具体的には評価制度を見直して、自社に必要な人材を選別していくことが有効である。
ハードルは高いが、これをしないと会社に未来はないと思っている。
ただ、無能な社員にも一丁前に不満やプライドはあるので、会社として明確に「あなたは能力が低いので待遇を下げます」というメッセージを出せば、案外すんなり出ていく気もする。自覚がないのが一番厄介なので、教えてあげることが必要なのだ。

組織の「病」の種類は多く、解決は難しい。だからこそ、本書のような本を読んで理解を深めることが重要だと思う。

0
2023年08月23日

Posted by ブクログ

『やりがい』よりも『働きやすさ』が偏って改善されると意欲の無い社員が辞めずにぶら下がるという現象は盲点であり、自分の経験にも当てはまり、興味深かった。自分の会社は皆納期意識も低いので残業は少なく、有給消化率も高い。組合の力が妙に強く、パワハラやサービス残業も皆無と優良企業である。一方年功序列で能力給はほぼ無し。人事考課制度や役職がつく基準も不明確だ。今の役職者も実力というより運と勢いで出世したとしか思えない。全体的に頑張らない方が得する制度が多く、頑張って苦労するだけ損というマインドに変わってしまった。

0
2023年01月14日

Posted by ブクログ

「なんで人がやめていくんだろう?」
ってずーーーーーーーーーーーーーーっと言ってる
弊社社長!
管理職!

これ読め!!!!!!!!!
でもお前らじゃ読んでもわかんねぇだろうな!!!


という本でした。全部弊社のことが書いてありました。

0
2023年01月05日

Posted by ブクログ

久々の良書でした。
前半部分が特に良い内容でした。

弊社 40代以上社員の必読書にして欲しい。

ハイポテンシャルの若手層が抜けていく事を
放置している役員層もお願いだから読んで欲しい。

0
2022年10月25日

Posted by ブクログ

【要約】
①組織疲弊の原因はマイナス感情にある。マイナス感情は、会社が与える労働価値と社員の望む労働価値とのギャップで生まれる。

②いい組織の多様性とは「経験・スキルなどが異なるが、労働価値は似ている」状態。そのために、採用では労働価値のギャップが少ないか確認・既存社員へのビジョン共有などが重要

③生き生きと働けるかは、個人活性によって決まる。個人活性は、心身コンディション・働きやすさ・働きがいの順にピラミッド構成されていて、互いに影響し合っている。

④近年は「働きやすさ」を追求する施策が盛んだが、過剰な働きやすさ追求はぶら下がり社員を生む原因にもなりかねない。働きがいを上げる施策も同様に必要。

⑤全ての社員に対して有効な施策は打てない。ハイ
ポテンシャル人材など優先層から絞り、原因を分析した上で、施策を打つべき。

⑥マイナス感情を減らす最大の障害は「無関心「想像力の欠如」。社員のココロに関心を持っている経営・人事・管理職が少ない会社であればあるほど、マイナス感情が蓄積している。


【感想】
・組織が疲弊するロジックが非常にわかりやすく、納得感も高い。学びが多かった
・もう少しデータの提示や、具体的な施策の方法について書いてあると良かった。ここはタイトルのイメージと少し異なっていた。

0
2022年08月10日

Posted by ブクログ

経営者、人事向けの本。
大手企業に勤めてますが、ぶら下がり組織な気がするので是非人事に読んでほしい!と思った一冊。

働きやすさ、働きがい、心身コンディションの三要素が大事。
働きやすさだけ突出しても、ぶらさがりが増えてぬるま湯組織になるというのは確かに納得。
(うちの会社がそう)

全員に良い施策を行うのは難しくターゲットを絞って、というのは目から鱗。
人事もマーケティングなんだなぁと。
全員に刺さる施策は無い。
今流行りのこの施策をやったら社員は喜ぶでしょう、エイヤー!の導入では結局誰にも刺さらない。


大手で人の数がかなり多いからこそ、組織活性化は難しいが、今いる人材をあらゆる手で徹底的に分析すること、(時にはプロに頼る)この頭のところがうちはできてないのではないか?と思った。

ところで、プロというのは著者の方のエリクシアさんに相談すればいいのでしょうか。

0
2021年12月12日

Posted by ブクログ

個人の「マイナス感情」がどのように発生して、どうやって組織全体へ伝染していくのかが分かりやすく解説されていて、大変勉強になりました。

個人ができることといえば、部下の精神サポートぐらい。組織横断的な施策は、経営陣や人事に頼らないといけないところがもどかしい。

0
2025年11月06日

Posted by ブクログ

積極的離職、消極的離職、ぶら下がり、潰れる人。積極的離職はいいとして、他をなんとかにするにはまず社員それぞれの労働価値(ライフスタイルや年次で変化していく)と、健康状態とりわけちゃんと眠れているかを都度把握しておく必要がある。

弊社のパターンは、荒野。
マイナス感情がドロドロに蓄積し、大量の仕事、困難なクレーム処理がつきもののメンタルがやられる仕事を背負う人、専門性が高く困難で複雑な仕事を代替なし高熱でも1人でやる社員、と通常範囲内の業務だが低賃金の契約社員で正社員登用ののぞみなく使い潰されると分かっているから残業は何が何でもしない1分後には帰ってる人達。
疲れる。この問題に取り組み、なにか解決のヒントがないものか、と読みました。
できることとしては、パーパスを明らかにして、それを達成できるものと認めたらちゃんと正社員にする、メンタルがやられる職務内容をやられない内容に変える努力、男女関係なく難しい仕事も任せられるように人を育てる。何よりも困るのが、新規採用で変な人ばかりなことだ。教えれば基準程度の仕事はこなせる、周囲と軋轢を生まずにコミュニケーションがとれる人物、仕事中は真面目にできる、だったら文句がない。教えても覚えない、嘘をつく、10分ごとに大あくびをして度々休憩に出たり態度に問題がある人物は採用しない当たり前をしてほしいのだが既に困難。まともな人が来ない。

上役を説得する材料として、この本はかなり有用であると思いますが、問題を解決できるかは別ですね(本は何も悪くない)

0
2023年10月15日

Posted by ブクログ

組織のあり方や問題点を体系的に学ぶことができた。自身の所属する会社がどのステージでどこを目指すのか迷った際には改めて参考にしたいと思う。

0
2023年05月08日

Posted by ブクログ

今の会社でやりがいを感じられず、悩んでいる中で手に取った本。
会社や上司には文句ばっかりだけど、テレワークで楽だし、転職活動するのも面倒だから現状維持している私。「あー、私って実はぶら下がり社員だったんだなー」と気づいたのが収穫。自分自身ぶら下がっていることを、なんとかしなければと奮い立たせることができました。本書の本来の趣旨とは違うと思いますが。

この本では、社員を「ハイポテンシャル人材」「立ち上がり人材」「優秀人材」「ぶらさがり人材」と分けて、組織を活性化させるために、会社の離職傾向に合わせてどの人材のマイナス感情を優先的に対処すればいいか書かれています。その方法論は、「優先すべきセグメント×起こりにくい離職パターン」を見極めるべしとあり、戦略的です。

組織内のマイナス感情を最小限にするためには、社員のココロに関心を持ち、マイナス感情のメカニズム(会社が提供できるレベルと社員の期待値の差)を理解する、というのは、めちゃくちゃ重要で忘れてはいけないと思いました。

0
2023年03月24日

Posted by ブクログ

仕事をしていて、あぁいい人材なのにって人が辞めていき、おいおい自己満やないか!みたいな人が蔓延ってる気がして、勿体無いな〜と思った経験がある。仕事自体の社会的な価値はめちゃくちゃあるのに、真面目に取り組む意志を感じないし、このままでは尻すぼみだし、質を保つのすら難しくなってしまいそう。着実に、その時のために気が変わらない限りは今の会社のために、人材育成についてお勉強しよう。まぁ、この本の段階にも及ばない気がするな、わたしの働いてるとこは。

あ、あれはマイクロマネジメントというのかと初めて知りました。大嫌い!(笑)

0
2023年01月08日

Posted by ブクログ

10年以上勤めた会社で一人の上司のマイクロマネジメントに耐えかねて消極的離職(離脱)をした。

担当者のみならず、管理職や役員は読んでおくべき一冊。

0
2022年11月30日

Posted by ブクログ

4度目の退職にあたり、なんとなく感じていたことを言語化したものがないかなぁ〜と思っていたところ、著書を発見いたしました。退職したことがある人は図になった心の変容に腹落ちすると思います。
大変勉強になりました。

0
2022年08月13日

Posted by ブクログ

・辞めてほしくない人がどんどん辞めていく組織の特徴がわかった
・労働者として自分が今どこのポジションにいるのか意識しながら働くようになった
・組織で起きがちな課題のパターン、発見方法、原因、解決策の方向性は書かれていたが、具体的な解決策までは記載がなかったので、その部分は企業が自分たちで考えていく必要があるんだろうな

0
2022年06月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

組織内のマイナス感情と向き合うこと
マイナス感情を減らすことこそ、幸福度を上げることに繋がる
最初から労働価値の差、ギャップの少ない人を採用する
今いる社員には道しるべを示す
ビジョンやパーパスなど目標・行動指針を共有する
共有した価値観を定期的に確認・意識付けするためのコミュニケーションを取る
1on1の目的を本来の業務サポートに絞り込むこと

個人活性はピラミッドでできている
心身コンディション
働きやすさ
働きがい

効率よく組織活性を保つためには、どの層に優先的にアプローチするのか決めるのが大切
うまくいかない組織戦略には「STP」が欠けている
ハイポテンシャル人材は第一優先となる
「無関心」と「想像力の欠如」が組織を病に追い込む

0
2022年04月20日

Posted by ブクログ

今まさに会社でやろうとしていることの参考になる本だった。
産業医兼経営コンサルタントをされている著者ならではの視点だった。

どうしても会社・経営層はプラス感情を高めるための施策をしがちであるが、そもそもマイナス感情が蓄積している会社ではそれがうまく機能しない。
産業医というマイナス感情を持った社員に触れることのできる著者だから持てる視点だと改めて思った。

私の会社も、今はネガティブ感情が溢れている職場なので、まずはそこから解決が必要だ。

0
2021年12月06日

Posted by ブクログ

転職活動する前に自分の今いる組織がどのようなものなのか可視化してみる為に手に取ってみた。
違和感をかなり感じての転職を決めたのでその違和感は間違っていなかったんだと納得しました。
ダイバーシティーや女性の積極的雇用で
フラットに評価しなければいけない会社がかなり下駄を履かせて組織が崩壊し、優秀な人たちが次々に辞めているのをみて納得しました。

0
2021年09月26日

Posted by ブクログ

事例等があり分かりやすかった。ただもう少し具体的な施策や事例が欲しい。


個人活性の3要素。どこが低いとどんな離職が起きるのか。また離職の際にどこを優先的なTGにするのか等勉強になった。また労働価値観。ここのズレがやはり離職に大きくなる。採用でもストレス耐性も。
ぶら下がり社員への対策や組織での4つのマトリクス、ぶら下がりから荒野へする等面白かった。

0
2025年08月16日

Posted by ブクログ

本書の主題としては、離職対策にもちゃんとマーケティングの観点を活用しましょうということで、自社として欲しい人物像を設定し、そこにもはどういう要素がある人が良いのか、辞めてほしくない人はどう言う人で、その人にはどう言う施策が良いのかを考えるべきだと主張しています。

0
2025年05月18日

Posted by ブクログ

往々にして、歴史からみても、離職率が高い会社の寿命は短い。
会社という存在は生き物である。
それらの問題の数々は何故起きるのか、現場で改善しようと動く人間は多いが、それには意味はあるが限界がある。
問題の根底は組織の上層部の失態であり、現場の意見を聴けないのは企業統治(コーポレートガバナンス)の崩壊を示唆しているものであり、会社内で起きている大小の様々な問題に力がある上層部の意識が改善されない限りは起き続けるだろう。
優秀な人材はどの部署にも存在し、その方々のおかげで会社が運営できていることを社長然り上層部は認識し行動しなくてはいけない。
些細な失敗は、遅かれ早かれ何かが重大な事件ごとが起きてからでは遅いのだ。
人が支えていてこその組織であることを会社は気づかなければならない。

0
2025年05月07日

Posted by ブクログ

人事向け。結論の『ステップを極める』は割と賛否両論あるだろうと思う。社員視点で自分は賛成派。絶えず適応できるものが生き残る環境とも言えるのだが、人の流動性が無さすぎる会社は既得権益が生まれ古参の社員の力が大きくなり風通しが悪くなる。働きがいもなく、日常のルーティンで仕事をして刺激も生まれない。ただルールや評価基準も明確にしないと某中古車販売店みたいにとんでもない方向へ進んでいく可能性もある。新自由主義的な厳しさが含まれる。離職が増えれば当然そこにマイナス感情も伝染するが本書にあるような対策を講じれば優秀な人材の流出もふせげるのだろうか。ただ会社全体が重い腰をあげて人事制度に取り掛からないと個人間で働きやすい職場を作るのは限界があるなと感じた。1on1やセルフケア、評価基準の設定など個人では進められない。どうにかならないならもはや離職するしか無い。個人が上手く波に乗り独り立ちして生きていく能力が求められるのはてきせ適切か過酷か、判断するのは難しい

0
2024年11月17日

Posted by ブクログ

職場の定着、離職についての分析、解釈について興味深く読みました。

離職者が少ないからよい会社であるとは限らない。

どんな人が離職していて、どんな人が残っていくのかを知ることによって組織が見えてくるのがおもしろいな、と思いました。

0
2023年09月06日

Posted by ブクログ

<本のタイトル>
「辞める人・ぶら下がる人・潰れる人」さて、どうする?

<本の紹介>
「辞める人・ぶら下がる人・潰れる人」が増加している課題があります。
「マイナス感情がウィルスのように発生・蓄積・伝染していく過程」を理解し、
「効率よく病巣を取り除き、働く人と組織を活性化させる」ノウハウが紹介。

<感想・気づき>
・組織が病んでいくのは「マイナス感情」が原因。
 マイナス感情の解消から目を背け、何か施策を手当たり次第に実行しても、
 短期間でその効果は薄れ、またマイナス感情に引きずられネガティブ化する。
 そもそものマイナス感情の原因を特定し、解消しないと根本解決しない。
 またマイナス感情が強いと、プラス感情が生まれにくくなる負の循環。

・マイナス感情の発生要因は「社員が求めるもの」と
 「会社が与えられるレベル」に開きがあることが深く関与する。
 そのためまず入口の採用でこのギャップが少ない人材を採用すること。

・個人活性には3要素あり、
 【心身コンディション>働きやすさ>働き甲斐】の順で重要。
 ただし相互に密接に絡むため、1つ悪いとすべてに波及する。
 放置すると離職やメンタルダウン、やる気低下に陥る。
 近年ありがちなのは、働きやすさを改善しようとあれこれ施策を打ったが、
 働き甲斐に対して施策を打ててないので従業員満足度が低い。
 どれか1つだけでもダメで、3つバランスよく改善する必要あり。

・社内人材を5つにターゲティングしてそれぞれにアプローチする
 離職対策の優先順位は②>③>①>④>⑤
 ①優秀人材:10%
 ②ハイポテンシャル人材:10%
 ③立ち上がり人材:20%
 ④普通人材:50%
 ⑤ぶら下がり人材:10%

・最後に繰り返しになるが、何かを足してプラス感情を生み出すのではなく、
 まずマイナス感情の蓄積を取り除くことからスタートするのが最も効果的。

0
2023年04月06日

Posted by ブクログ

マイナス感情が組織を病ます。プラス感情を与えてもマイナス感情はなくならない。

マイナス感情とはなにか。また、組織活性化のための方策を具体的に記載してくれている。

0
2022年05月08日

Posted by ブクログ

人事や管理職だけでなく一般社員の自身としても、離職にもこういうパターンがあるんだ、とか、
人が活き活きと働けるかどうかを決めるのは、心身コンディション、働きやすさ、働きがいの3要素が重要なんだな、等学べることはあった

0
2022年04月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

良い人材が健全に定着する組織を作るために本当に注目すべきポイントは以下の2つ。
「プラスの感情」ではなく、「マイナスの感情」
「最も優秀な人」ではなく、「ポテンシャルが高い人」

0
2022年01月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

組織全体のモチベーションを改善するための参考として読みました。
自分の中のハイライトはこんな感じ。

・「働きやすさ」の改善施策ばかりを行った結果、「働きやすさ」だけが偏ってあがることで、
「働きがい」よりも「働きやすさ」を重要視する社員が定着しやすくなり、
意欲を持って働く社員と、働きやすさを当たり前として甘えてしまう社員の二極化が起こる。

・現時点でマイナス感情を抱えている人が「幸せ」という高みを目指すのは、「背中に重りを抱えて山を登る」のと同じ。

0
2021年11月22日

Posted by ブクログ

会社の制度に求めるものは様々あるが、マーケティングと同様にどのようなターゲットに効果的な施策を行うかがポイントで全員が満足する施策はないという点に、ある意味客観的に会社の制度をみるきっかけになった。

マイナス感情の種類は心身コンディション、働きやすさ、働きがいの3つあるが、それらを正しく評価するためには一つの指標だけではすべてを評価できないという内容が勉強になった。

0
2021年10月10日

Posted by ブクログ

心身コンディション・働きやすさ・働きがい
この3つがピラミッドになっていてバランスが取れていることが大事。

従業員のマイナス感情が溜まっているところを分析して施策を打たないと、働く側の満足はあがっていかない。

会社満足度と定着スコアで4象限に表した図もわかりやすかった。
フェーズや組織によって、パラダイスを目指すかステップを目指すかは異なる。荒野よりぶら下がりがまずい状態。

0
2022年07月06日

「ビジネス・経済」ランキング