あらすじ
「記憶が戻ったら、俺はお前と居られなくなる」
瀬戸内海の小島で静かに暮らす、知久と悠太。
悠太は過去の記憶を失くして幼児退行しているが、
知久は何故かその記憶を取り戻そうとはせずに
何かから身を隠すようにして暮らしている。
閉じた世界で、どこか歪な幸せに浸る知久は
常に"誰か"の面影を悠太に重ねているようで…?
感情タグBEST3
印象に残る作品でした
作者さんのネットにアップされている作品が好みだったので購入。記憶に残るお気に入りの作品に出会えました。
シリアスめなBLだと思いますが、幼児化した悠太くんが可愛らしく癒されるシーンも多々あり、重すぎない雰囲気がよかったです。
そんな悠太くんとなにやらワケアリな顔した知久の二人の暮らしから、徐々に過去が紐解かれていく様に食い入るように読み切ってしまいました。
最後は、個人的にとても気持ちのいい終わり方をしてくれたので満足度も非常に高いです。何度も読み返したい。
どんな作品かと
興味が湧いて買ったものの、なかなか読めずにいませんでした。でも、読んでみたら一気に引きずり込まれました。
思い悩む智久と、「現実」との狭間で揺れる”悠太”。
初コミックスとは思えない力作です。
てっきりドロドロのバトエンかと
試し読みしただけで漂う不穏な空気…一体この二人は何を隠してるんだ?!!と気になり購入しました。
結果、めちゃくちゃ良い話でした。
家族ってこういう形もあり得たら良いなぁと思えましたね。支え合ってこそのパートナーですよね。
真相が明らかになったとき、タイトルの回収がキレイに出来て感動しました。
良作です!
表紙やタイトルに一目惚れ
タイトルや金魚を口に咥えている衝撃に好奇心が刺激されて即購入。ユウタのあどけない可愛さとトモヒサの屈折した溺愛加減に、どれだけの訳ありが隠されてるのかゾクゾクしながら読み進めてみた。いくつか心に刺さるポイントがあったので書いてみる。
①ユキからユウタという人格を生み出すきっかけとなったユキの父親の事故。
個人的には正当防衛になる気がする。当人が嫌がってるのに道具として見合い結婚を強要されたり、「損でしかない」と口にして、雨の中引きずり回した結果の事故だし、川へ落ちる時も息子のアクセサリー引っ張ったり服にしがみついた形なので引き剥がされても正当防衛だと思う。…結果として父親が事故死した結末に罪の意識があるかもだけど、2人は幸せになって欲しい。
②優柔不断な性格なのに、二者択一の思考で苦しむトモヒサ。ユキに会いたいし記憶を戻してあげるべきだ…だけどこのまま記憶がないユウタと一緒に居たい…。
ユウタに大小の誕生日プレゼントを用意して、ユウタがどちらか迷いながら手を伸ばしてる時、じっと見守ってるトモヒサの膝上の手が心情を写しているし、トモヒサの揺れ動く苦悩が見ていて切ない。
③トモヒサから別れを告げられるユウタの涙。こっちまで悲しみが伝染して泣いた。
④ユウタの誕生日は、ユキの誕生日と同一日なのか、あの事故の日にユウタの自我が誕生した日なのかが気になってる。ユウタが生まれた日とトモヒサが言っていて…どちらなんだろうと。
ユウタが生まれたのは、ユキのトモヒサとの赤ちゃんが欲しかった願望も相まって生まれた人格だからこのまま二重人格との共存でも2人が幸せな愛のカタチならいいのかなって思います。
幼児退行したのかな?と思ってたけど、二重人格の結末だった事含めて色々面白く読ませてもらいました。
これ、結末知ってから再読しても伏線回収してるなって感じで面白かったです。
ついでに金魚の鳴き声も調べるくらいハマりました。
衝撃の
思っていたより衝撃の展開でした。絵が上手くてストーリーもしっかり練られていました。暗めの話しだと思いますが、お子様がいることで少し柔らかく感じました。
匿名
一見すると受けが不安定で、それを支える攻めのようだが、蓋を開けてみると...というお互いの激重感情がぶつかり合っていて最高のストーリー。お互いがお互いを必要としていてどうしようもないって感じ。救いようがないように思えたけど、最後お互いにだけは良いエンディングだったと思う。自分の性癖にどストライクだった。
二人の関係性の背徳感にザワザワしながら読みました。が、かわいい雰囲気の絵と、知久や島の人々の優しさ、悠太のあどけなさで重すぎないところがよかったです。
後半やや駆け足に進んだので、そこだけが残念。★4.5
ゾワゾワするけど面白い
幼児退行ものは初めて読んだのですが、物語を読み進めるうちになぜこういう状態なのか明らかになってきて背中がゾワゾワしました。
かなり暗い話も出てきましたが、悠太のかわいさに癒されました!
試し読みのインパクトで思わず購入。記憶喪失の幼児退行かと思いきや、二重人格とは。なかなか重めの過去だったけれど、最後はハピエンに落ち着いて良かった。
全てを理解し、受け入れるまでに数回読んだ。
何度でも読めるし読みたい作品。
元々は幼児退行モノを読みたく友人から勧めてもらった作品だが、幼児退行とはまた違うかな……
難しい
記憶をなくした悠太とそんな悠太と暮らす知久のお話。
BLで記憶をなくす展開は二人の今後のことを色々考えてというシチュエーションが多かったのでそんな展開かな?と思っていたのですが、なかなか犯したことが重かったです。最終的には二人が良ければそれで良いのかな、と考えさせられました。
好き嫌いが分かれそうな作品でした。
びっくり~
最初の始まりが度肝抜かれたwどんな展開になっちゃうの?!と思ってたらほぇ~って感じw
私のツボにははまらなかったけど設定はすごかったです!
二人の愛ゆえにとゆうか人間の防衛本能とゆうか。。
面白かったです!