【感想・ネタバレ】ちょちょら(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

間野新之介は、兄の自刃を受けて、多々良木藩の江戸留守居役を引き継いだ。先輩の留守居役たちにしごかれながら、幕府と藩の橋渡し役として、接待や付け届け、情報戦に明け暮れる日々。そんなとき新之介は、多大な負担を強いる「お手伝い普請」の情報を得る。困窮する藩のため、何としてでもこれを逃れたい――。兄の死の謎や思い人の運命に悩みつつ奔走する、若き藩士の痛快奮闘記。(解説・立川談四楼)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

いや~、面白かった!
お江戸の中間管理職的存在、江戸留守居役についた新之介があたふたしながらも御役に慣れてそして難局を乗り越えていく姿がよかった。最後は一体どこの御家中に行くことになったのかな?続編、期待します~。

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2013年09月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

江戸時代のお仕事小説(笑。
帯の一文がぴったりでした。
出来の良かった兄と比べてすぐにしょんぼりする主人公だけど、やればできるというか、追い込まれたら兄より断然すごかったですね。
だからこその求心力か。
終盤の水野様とのやりとりはドキドキしたぁ。

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2015年10月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

しゃばけのシリーズより良かったです。
できれば、続きを読みたいです。
この物語のように、ベテランが、未熟者の主人公を、表ではボロのカスのと小突き回しているようで、裏に回って何かと支えているような話は、結局そんなにひどい事にはならないであろうなと安心して読めるので、割と好きです。

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2015年01月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

畠中さんの新シリーズ。しゃばけシリーズはまだまだ続いていきますが、江戸を舞台にした新しい世界が広がりました。主人公は、まぁ出だしの書きっぷりからよくわかる、頼りない感じの新米江戸居留守役。主人公を取り巻く登場人物のほうが頼りになる感じなので、ところどころで主人公に対してイラッとしたりしてしまいますが、話が進むにつれ新しい一面が見え、少し強くなり、最後は大役を演じきる。
最後まで飽きないストーリーでした。そして、やはりお菓子が出てきましたね。畠中さんの本読んでから和菓子が食べたくてたまらなくなりました。
次はどんな話が展開されるのか楽しみです。

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2014年12月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 色々浮気して戻ってみれば、やっぱり畠中さんは江戸物が一番良いかも、と思ってしまった一作。馴染みの薄い「留守居役」の仕事に焦点を当て、裏舞台での駆け引きが分かりやすく描かれていて、本の厚さを気にすることなく没頭できました。平々々凡々々と語られる主人公に親近感を覚え、中盤以降の見違えぶりに嬉しくなる人も多いのでは。どうでもいいですが、嘉祥菓子よりも最初の方で出てきた芋菓子の方が美味そうだと思った私は根っからの庶民です(笑)

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2013年11月06日

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