【感想・ネタバレ】田村由美-生命の熱量-のレビュー

あらすじ

情熱・スリル・興奮の短編集!

少女漫画界の革命児たちによる傑作短編アンソロジーシリーズ“Flower Comics Masterpieces(フラワーコミックス マスターピーシーズ)”の一編。
■命を燃やし、その生を駆け抜けていく人々。田村由美が生み出す物語は、いつも圧倒的な熱量を内包している。登場人物が絶望しているときでさえ、生命の輝きはけっして消えない炎のように燃え続ける。誰かのために、自分のために、挑み続ける彼らの姿は、読む者の心を震わせる。そんな田村由美作品の魅力が濃密に詰まった珠玉の1冊。
■雑誌発表当時のカラー扉をカラーで掲載。また、大人気連載のカラー扉を集めたカラーイラスト満載のギャラリーも収録!
■別冊付録『鼓動―The Battles of BASARA/7SEEDS―』
「BASARA」と「7SEEDS」。時台は異なれど同じ日本を舞台に“人間の闘い”を描いた両作を、田村由美語りおろしインタビューと多彩なカラーイラストで読み解く、マニアックストーリー&アートブック。

■収録作品「女神が落ちた日」「4人の女」「不幸作家と呼ばれたい」「彼女は誰を殺したか」「きねづかん」「踊る教室」ほか。

※こちらはデジタル配信専用商品です。

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購入済み

圧倒的な…

生命の熱量、とは全作品に於いて言えることかも。
何十時間、何百時間、彼女の作品の中で幸せな時を過ごさせて貰えたことか…

学生時代、塾の教え子の持ってたBASARAを借り、大学のある駅に着いても学校へは行かずにホームで夕方まで読み耽ったことも。

あれから20年以上経っても、作品は色褪せず、何度でも私に冒険をさせてくれている。

心から御礼を伝えたい作者だ。

この本も、あっという間にヒロイン達と感情を分かち合い、過去に読んでいた自分にも再会することができた。

思えば、大変な時期にいつも読んでた。

…今もだけど。

彼女の作品を読むと、どんな難問が立ちはだかっても「逃げる」という選択肢が消えていく。

1
2020年04月03日

購入済み

人間の怖さ

久しぶりに、田村先生の作品が読みたくて購入しました。人の弱さ。強さ、怖さ、脆さ、すべての要素が詰まった作品の数々だと思います。
私も、社会で揉まれる中での打算や諦めが増えていますが、やっぱり自分をしっかり持たなければと思い直しています。

#切ない #深い

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2023年03月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

田村さんがこういう話が得意だなんて予想もしていなかったかな。
7種、BASARA、巴を読んできたので、どうしても自分と周りが生き抜く為の話のイメージが強くて、常に周りに肯定されたり否定されても支えられたりしてるキャラを見ていたので、どこも救われない展開がある作品とかびっくりしました。
でもまぁ同じ人だっていう部分は感じますけど。
話は短編だからこその展開があるので、どれもなかなか面白かったです。
でも話で読ませるものが基本ですね。装丁とかの関係で安くないので、オススメするにも難しいですが、短編集が別に出ているみたいなので、そっちでもいいのではないかと思います。中身が重複してるかどうかわかりませんが、きねづかんは載っているようなので。

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2013年06月08日

Posted by ブクログ

すごく良かった。半分くらいは読んだことのある作品で、子供の頃から田村センセのお話やセリフに励まされた部分て少なからずあったよなーって。巴やBASARAみたいな長編だけじゃなく、短編もテーマや登場人物がたまらなくて、特に大好きな「踊る教室」がラストに収録されてたのが単純に嬉しかった。泣くのぐっとこらえて必死に読むのだ。

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2013年02月12日

Posted by ブクログ

短編集だが、1つ1つの話が作者らしい味を出した作品。ほぼ全部の話で泣いてしまった(´;ω;`)7SEEDSとBASARAのカラー冊子がすごく嬉しかった!またBASARA読まなくちゃ!

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2013年01月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

値段高くてちょっと迷ったが購入。
短編集の中の「きねづかん」「4人の女」がよかった。

BASARA、7seedsに関しては、「復習」という感じのみ。
なにか番外編のようなエピソードが入ってるのかと勘違いしてました。
作者のインタビューは割とおもしろかったです。
(7seedsのあの人とあの人の恋愛を想定していて、途中であり得ないなと思ったり、その後やっぱりありかもと思ったり・・・田村さんはそういうこと考えてるらしい)

個人的にイラスト集とかは興味ないので買わなくてもよかったかなと思ってしまったが、そういうのが好きな人は買って損ではないかも。(カラーページ多いし)

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2013年01月10日

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