【感想・ネタバレ】夜を彷徨う 貧困と暴力 沖縄の少年・少女たちのいまのレビュー

あらすじ

SNSで寝床を探す少女、大人に騙され売春の網にかかった少女、仲間との関係から窃盗を繰り返す少年……。夜の街をさまよう沖縄の少年・少女たちの姿から、日本社会全体が直面している「子どもの貧困」の実態が浮かび上がる。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

言葉を選ばずに言えば「本当にこんなに荒んでいるの?…本当に?」と言いたくなるほど、思わず現実逃避したくなる状況が当事者へのインタビューを元に描写されています。
親からの虐待、引きこもり、若年での妊娠出産などは他でも耳にする機会が多いけれど、薬物売買や低年齢での風俗勤務は個人的にはそこまでではなかったため、身近なことかのように子どもたちの口から話が出てくることに衝撃をうけました。
終盤の「(新聞記者に)話したからって何か変わるのか」という言葉は重く、軽々しく返答できないもどかしさをおぼえます。
その場で適当なことをいったら後々大人への不信感や諦めの気持ちをさらに高めてしまいかねない、でも何かできないかという気持ちは伝えたい。
時間を薬とするしかないのだろうけど、そこにはゴールの見えない焦りや苛立ちを振り払うエネルギーが伴わないとしんどい。そんなことをふと思いました。

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2020年07月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

沖縄での貧困や虐待などの実態についての本。
本当にこんなことが起きているのかとショックをうけた。新聞記者に対して言っていた『話したからって何か変わるのか』という言葉はとても重く印象に残った。
選択肢がない子どもたちがどうやっていい方向にいけるか考えされられるとともに、これからの沖縄の子どもたちのためにも発信を続けてほしいと感じた。
ただ、それぞれのエピソードが深く掘り下げられてないかな?と思いました。

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2024年05月25日

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