あらすじ
SNSで寝床を探す少女、大人に騙され売春の網にかかった少女、仲間との関係から窃盗を繰り返す少年……。夜の街をさまよう沖縄の少年・少女たちの姿から、日本社会全体が直面している「子どもの貧困」の実態が浮かび上がる。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
安易に感想を書けないな、と感じた。
離れた場所で高みの見物をしている自分には。
子供に対する大人の役割、社会の役割。育てる親を守ることがその子供達の未来につながること。
世に本当に必要なことは何なのかを考えさせられる本。
大切にすべきことを教えてもらった気がします。
Posted by ブクログ
沖縄独特の文化や、それがいわゆる「非行少年・少女」の置かれている環境をどう影響しているのかがよく解説されていた。
しーじゃ、うっとぅと呼ばれる先輩後輩の明確な規律。
良くも悪くも他人との距離が近い沖縄で、「足」として大人の男性を呼び出す少女たち、それにあたりまえに応じる大人たち、風俗店で働いて日銭を稼ぐ16歳の少女、未成年の妊娠、彼氏を連れ込み子を蔑ろにする母親、そしてその母親もいっぱいいっぱいで生きている現実。
そのような現実に向き合おうとするサポーターの立場から語られるシーンも多く、彼らの活動にwe can still believe in humanity because of themという気持ちになった。
SNSで繋がって実際に会って、心の支えとなる親友にまで発展することが普通にあったり、かっちりした排他的「いつメングループ」ではなくて知らない人や友達の友達が集団に混じっていても自然に受け入れる他者との距離感は、西洋諸国や東南アジアの距離感に居心地の良さを覚える私からしたら素敵に思える面もある。
しかし、その気軽さが生み出しているリスクや副次的災害は無視できないし、欲求は欠乏から生まれる面もあるということを考えると、本来1番身近で支えるべき家族や学校という社会的集団が居場所として機能していないがためにreinforceされた文化なのかな、などと考える。
実際このような問題を抱えた家庭がどのくらい多いのか、いくつか数字を出して説明してくれていた記憶はあるが感覚的に掴みきれてはいない。
どのくらいの身近さの問題なのかが気になるところだ。風俗での違法労働だったり、未成年の妊娠だったり、性的ハラスメントのリスクだったりを取り扱い女子に焦点を当てた話が圧倒的に多く、もっと男子を取り巻く状況についても知りたいと思った。
Posted by ブクログ
2023/3/1
「これが現実なの?」と信じられないくらい...酷い。
家庭で暴力を受け、小学生でキャバクラで働き、中学生で脅されながら身体を売る。
そんな子が散見される。
買う人間もどんな神経してるの...
現実だって信じたくない。
Posted by ブクログ
言葉を選ばずに言えば「本当にこんなに荒んでいるの?…本当に?」と言いたくなるほど、思わず現実逃避したくなる状況が当事者へのインタビューを元に描写されています。
親からの虐待、引きこもり、若年での妊娠出産などは他でも耳にする機会が多いけれど、薬物売買や低年齢での風俗勤務は個人的にはそこまでではなかったため、身近なことかのように子どもたちの口から話が出てくることに衝撃をうけました。
終盤の「(新聞記者に)話したからって何か変わるのか」という言葉は重く、軽々しく返答できないもどかしさをおぼえます。
その場で適当なことをいったら後々大人への不信感や諦めの気持ちをさらに高めてしまいかねない、でも何かできないかという気持ちは伝えたい。
時間を薬とするしかないのだろうけど、そこにはゴールの見えない焦りや苛立ちを振り払うエネルギーが伴わないとしんどい。そんなことをふと思いました。
Posted by ブクログ
沖縄での貧困や虐待などの実態についての本。
本当にこんなことが起きているのかとショックをうけた。新聞記者に対して言っていた『話したからって何か変わるのか』という言葉はとても重く印象に残った。
選択肢がない子どもたちがどうやっていい方向にいけるか考えされられるとともに、これからの沖縄の子どもたちのためにも発信を続けてほしいと感じた。
ただ、それぞれのエピソードが深く掘り下げられてないかな?と思いました。
Posted by ブクログ
沖縄の貧困問題が書かれている本。
親の暴力から逃れる為出会い系サイトで寝床を探す女子中学生、
貧困に喘ぎ違法風俗店で働く子、
虐待による後遺症を患っている子、
この子達のために自分は何ができるのかとても考えさせられる。
インタビューを受けた子どもたちが今は金銭的、精神的にも豊かな生活を送っている事を心から願います。