【感想・ネタバレ】デジタル国富論のレビュー

あらすじ

デジタル化が進んだ経済社会はどう変わるのか。ビジネスパーソン必読の啓蒙書

◆aaS(as a service)化で業種区分が消滅。aaS化を乗り切るビジネスモデルをどう構築?
◆人々の満足度、幸福度にも注目し、GDPに代わる新しい経済指標を提案
◆デジタル資本主義の価値創造の源泉は「データ」。その経済的な意味をどうみるか?
◆いつか、データが駆動する自律的な市場システムが人間を支配する? そうではなく、デジタル資本主義への道筋を人間主体で描いていくことを提言

前著『デジタル資本主義』に続き、急速な技術革新に対応した企業戦略をアドバイスするとともに、世界的に論争となっている経済の新指標やデータの扱い方という大きな問題をビジネスパーソン向けに読みやすく解説

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Posted by ブクログ

ネタバレ

消費者余剰=支払い意思額ー価格 =お買い得感 ⇒増加
生産者余剰=コストー価格    =企業利益  ⇒減少

第一次デジタル革命
「活動」「仕事」の領域が増え、「労働」が減っている。
 評価  利用         消費

サービス業比率 世界就業者の約半数、日本の7割
 SDL サービス ドミナント ロジック
    効用+aaS
 API 連携
 POU point of use サービス改変のスピードアップ
 CX カスタマー エクスペリエンス エコシステム
    プラットフォームの自律的連携
     
消費者とつながる →様々な効用が提供可能に

発想転換の壁
 店舗は売るより展示料で儲ける
 エバゴギクス社 機械学習により脚本から興行収入予測
オープン化の壁
 効用を計測、対価分配
 アジャイル開発、利用者との共創

Well being =持続的幸福
 生活満足度上昇 世界的傾向
 GDPは国力や軍事力の指標、それでは質は測れない。

GDP-B B=Beyond、Benefit MIT
 デジタルが生み出す消費者余剰を金銭換算
 FBの受け入れ意思額42ドル/月*ユーザー数
 米国のGDP成長率は0.1%程度上がる

DESI Digital Economy and Society Index  EU
 生活満足度との相関係数0.82
 接続性、人的資本、ネットサービス、公共サービス

GDP+i  RSM+NRI  日本
 全デジタルサービスの消費者余剰
 日本161兆円 2016年
 デジタルサービス6~10万円/人・月 相当のお得感
 GDP0.7%→3.8%成長になる。
 
DCI Digital Capability Index  NRI 日本
 デジタル技術 「機会の均等化」
 GDP+i +DESIを参考に生活満足度 
  
Digital Government 国連
 日本10位と高いが、労働生産性や幸福度高くない
  →活用されていない

エストニア 1991年ソ連から独立 Skypeの開発
 市場刺激型 
 実験的なサービス展開で得られた成果を海外展開
 人口減少が2016年から増加に
  銀行商取引の99.6%がオンライン
  納税の97%
  医療書類の98%
  起業申請の98%
  国会議員投票の24%
  確定申告の94%

 eIDカード15歳以上に義務付け X-Roadシステム
  旧ソ連の軍事宇宙開発IT技術者多数
  ロシアからのデータ避難の必要性
  人口わずか132万人

 紙削減でGDP2%相当経費削減
 日本の半数(タリン市307人/職員)で行政サービス

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2021年05月04日

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