【感想・ネタバレ】地磁気逆転と「チバニアン」 地球の磁場は、なぜ逆転するのかのレビュー

あらすじ

2020年1月17日、日本初の地質年代「チバニアン」がついに誕生!

千葉県市原市の地層「千葉セクション」が、地質時代の国際標準模式地(GSSP)に認定されました。
日本の地名に由来する地質年代(地球の歴史区分)が誕生するのは初めてのことです。

地質年代を決定するのに重要なカギを握っていたのが、「地磁気の逆転」。
この千葉セクションには、もっとも最近、地磁気(地球の磁場)が逆転した貴重な記録が残されています。

地球の磁場は、過去に何度も逆転しているということが記録からわかっているのですが、
最後の逆転は約77万年前――私たち人類は、この地磁気逆転を経験したことがありません。
人類が誕生する前の地球で、何が起こったのかを教えてくれるのが、この地層なのです。

いったいなぜ地球には磁場があるのか。
なぜ地磁気は逆転するのか。
次に地磁気が逆転するのはいつなのか。
そのとき、この地球はどうなってしまうのか。
――地磁気逆転のメカニズムは、地球科学最大の謎ともいえる重要なテーマとなっています。

チバニアン認定のための研究・申請プロジェクトをリードしてきた著者が、チバニアン命名の意義を分かりやすく解説し、地磁気逆転の謎に迫ります。

■おもな内容
・チバニアン命名の意義
・地質年代とは?
・地磁気とはなにか
・地磁気逆転の発見
・地磁気の変動
・いったいどうやって地磁気を測るのか
・地磁気はいつから存在するのか
・もしも地磁気がなかったら
・次の地磁気逆転はいつなのか
……など

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

●地磁気逆転
地磁気が逆転する現象があると、他の本で知り少し詳しく知りたく購入。内容は地学を基本とした説明が主となるので簡単なものではなかったが、松山ブルン境界という前回、地磁気が逆転した時期の発見、検討が書かれている。また、それまでの逆転の記録も説明がある。逆転することで何が起こるかは不明。
しかし、こういう科学的発見が、何らかの次の発見に繋がるのだろうなと思い、大変興味深い。C***

0
2024年05月22日

「学術・語学」ランキング