【感想・ネタバレ】子どもたちに語る 日中二千年史のレビュー

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Posted by ブクログ 2021年01月16日

偉大な“兄”中国と、“従弟”の日本。二つの国の成長譚が分かる本。
日本が中国に対して抱いてしまう、海を隔てているが故の理想と、拳を交えたことで知った弱さ。それは、日本人の、中国人に対する偏見=己との違いでもある。
その指摘には、この本が、子ども達に語るべき二千年史であるという、著者の誇りを感じた。
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また、ことばに興味のある私としては、20世紀初頭までは東アジアの国際共通語であった中国語が、なぜ今はその地位を失っているかという疑問が湧いた。
権威主義に端を発する情報統制により、中国語の話者を統べることは、もしかしたら中国語を現代に生き永らえさせるための“必要悪”なのかもしれない。

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Posted by ブクログ 2020年04月12日

子供向けくらいの方が分かりやすくていい。二千年前から日本は世界とつながろうとしていたというのは素敵な話だと思う。それだけに今になって日本サイコーと内向きになろうとする人たちがいるのが残念でならない。このような良書を若い人たちが読んで、変な固定観念に染まらぬことを願うばかり。

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Posted by ブクログ 2024年02月27日

日本が中国からどのような影響を受けてきたか。
一言に中国の影響といっても、北の地域の影響だったり、南の地域の影響だったり、時代によって違うのですね。
高校生向けに書かれていてわかりやすくて良いです。

呉音、漢音、唐音といった漢字の読み方、漢詩、落語の話などがおもしろかったです。

歴史は未来に続き...続きを読むます。
学んで良いものにしていけますように。

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