あらすじ
人はどうしたら苦しみから自由になれるのだろうか。私たちは、生まれ落ち成長するにしたがって、世界を言語によって認識し、概念を動員して理解する。それは、社会で生きる以上不可欠なものかもしれないが、いっぽうで迷いや苦しみの根源でもある。『般若心経』には、そうした合理的知性を超えた、もうひとつの「知」が凝縮されている。大いなる全体性のなかに溶け込んだ「いのち」のよろこびを取り戻すための現代語訳決定版。
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Posted by ブクログ
衝撃的だったし、一度では理解しきれないので、読後即座に二度読み。即座に二度読みは人生初。まだ理解はできていないと思うが。
1.自分が、自分が、、の現代にあって、「「私」をなくすことが幸せ」と説く。
2.今まで常に何かを得よう、勉強しよう、とがんばってきたような気がするけど…
―どうしても私たちは、なにかを学ぶ、知識を得る、という次元で全てを処理するクセがついています。これも大脳皮質の強力な支配体制のなせるワザなのでしょう。本物の「いのち」の上に息苦しい虚構を作っていることに、なかなか気づかない。しかも「得た」と思うのは常に「私」です。タメになった、などと思っているうちはまだまだ「般若波羅蜜多」には程遠いのです。
―智も無く、亦得ることも無い
―般若とは、裸の「いのち」が本来もっている生命力への気づきでもあります。「空」というのは、「私」というものを抜きにした事象の本質的な在り方なのです。それを感じる主体は自他の区別がつかない状態で全体に溶け込んでいます。
3.他に、ただ唱えること、それによって感じること…という節があって、これに関しては、まだよくわからないが。
これだけを妄信してもいけない気がするが、
行きつく先はこれなのだと知っておくと、実に楽になる気がする。私こそが、色んな悩みとか、不安の根源なのだと知っておくと。