【感想・ネタバレ】紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカードのレビュー

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ネタバレ

第一話 麻の葉のカード
組子障子麻の葉 画像検索してみた。
美しい♡

第二話 貝殻の小箱
漆芸(しつげい) 螺鈿(らでん)
紙胎(したい) 紙の器に漆を塗る方法
乾漆(かんしつ) 布(麻布)に漆を塗る方法

デボス 裏面を凹ませる加工、空押し
エンボス 裏面を推しあげて浮かす加工

第三話 いろいろ紙ノート
日本橋髙島屋に居た象の髙子

動き出した紙屋ふじさき記念館のリニューアル
次巻が楽しみ

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2020年10月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

紙好きな女子大生が、イケメンだけど無愛想な上司がいる寂れた和紙の記念館でバイトをする話。

主人公のアイディアを基にした和紙を使ったこものが、認められて記念館を段々と盛り上げていく。

上手く行き過ぎな感じもしますが、何の取り柄もないと思っている主人公が、好きなものでやりたいことを少しずつ見つけていっている姿は、応援したくなります。

カバーは確かに電車の中で読むのは少し恥ずかしいですね。内容には合っているのですが。

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2021年05月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

登場する紙小物がどれも可愛くて、実物が見たくなるほど。
何故この本には表紙以外にビジュアルが、写真がないのだ!
カードも栞もいろいろ紙ノートも、本当にどれも素敵でした。
ペーパーレスが叫ばれている昨今で、逆に紙の大切さが分かったと言いますか。

紙小物の話(プラス和紙の話)なので、紙小物の作り方や和紙についての説明や過程が丁寧に描写されているのは当然として、個人的にそれ以外の描写の丁寧さにも惹かれました。
主人公が和紙の記念館に関わっている時以外の日常の描写、例えば大学のサークル仲間たちとの日常、親子の会話。
そういった直接的には紙の話には関わらない部分も丁寧に描写されているので、話に奥行きがあったように思います。
紙小物の話だけにスポットを当てるなら、記念館のバイト時以外のエピソードは割愛してもよかった。
(例えば「次の日曜」などで一気に時間を飛ばしてもよかった)
それを敢えて書いているから、主人公の性格や背景がより掘り下げられて、日常生活にそっと「紙」に関するエピソードが寄り添っていく、そんな風に感じました。
紙は身近なもの、「非日常」のものではない。
日常と日常の間に挟み込まれて、紙に触れる話も日常になっている。
そんなところが素敵だったなと。

作り込まれていると言えば、作中に出てくる主人公の父が書いた短編小説の話も丁寧に作り込まれていて驚きました。
あの話だけでも感想文がずらっと書けそうな勢い。
作中話なのが勿体ないほど。
まるっと一冊の本として読みたいぞ、『東京散歩』

「紙が立体」など、気になるフレーズ、気付かされるフレーズも数多く登場し、読んでいて唸ること、考えさせられることも多かった作品。
だからこそ、最後がちょっと尻切れトンボ感があって勿体ない気がしました。
「オレたちの戦いはここからだ」みたいな終わり方だったので。
これは是非是非続編を期待したいところ。
素敵な紙小物に会える日を楽しみに待っております。

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2020年03月07日

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百花は、日本文学を学ぶ大学二年生。
ある日、叔母の誘いで出かけた「東京紙こもの市」というイベントで、和紙の専門店「紙屋ふじさき」のブースにいた無愛想な青年・藤崎一成に紹介される。
そこで魅了された美しい和紙を使って、組子細工の障子をイメージした麻の葉文様のカードを手作りした事から、百花は一成と共に次の「こもの市」に出品する商品を企画することに…

人見知りだった百花が、家族や友人の後押しで、ものづくりの喜びを通して成長してゆく。


『活版印刷三日月堂』で出会ったほしおさなえさんの新しいシリーズということで手に取った。
百花と一成の成長物語であり、和紙をはじめとする手仕事礼讃の物語。

つまらなくはない。私も文具大好き、紙大好き、もちろん本も好きなわけで、素晴らしい素材や工芸品にときめく百花の気持ちはよくわかる。
ただ、失礼ながら、『三日月堂』の好評に目をつけて、それじゃもう少し若い女性、ハンドクラフト好きも喜ぶようにして、イケメンもセットして恋愛要素アリの青春にしましょうよ〜、という気配に、少々冷めてしまった。

小説家の父と女性誌の編集者の母、洒落た器の店を営む叔母に、老舗一族のイケメン青年、自由が丘に住んで銀座でアルバイト…
浮わついたところのない作風に、ファンタジーかと思うような要素を盛りすぎて、平凡な夢物語に感じてしまったような。

続きは…見かけたら、読むかも。

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2021年07月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

馴染みのない専門用語や地名、建築物名が多数出てきて、イメージしにくかったため、気になったものを検索しながら読んだので時間がかかった。
冒頭に出てくる組子の障子がもう、何度読み返してもイメージ出来ず、画像を見てイメージしつつ、それをカードに?とまたイメージ出来ず…。読み進めていって何とか分かった。
トーリー自体は面白く、和紙にも魅力を感じたので、百花と同様、知識があればもっと楽しめるんだろうな、と思った。
象の話も切なくなった。
続きが楽しみ。

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2020年12月12日

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