あらすじ
横槍メンゴが贈る7編の青春オムニバス
結ばれることのなかった初恋の人。
憧れ続けた同級生。なりたかった理想の自分。
永遠に届かないあなたに恋をしてしまった私たちは
戸惑い傷つき失いながらも、自分だけの答えを求め彷徨うーー
『クズの本懐』の横槍メンゴが贈る7編の青春オムニバス。
感情タグBEST3
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匿名
綺麗×ドロドロ
綺麗でかわいい作風とドロドロした内容がマッチしてすごくいい作品だと思った。やはり、横槍メンゴ先生はこういう綺麗×ドロドロの作品を描くのがとても上手いと思う。
Posted by ブクログ
『カワイイは消費される』
『カワイイは期限つき』
出てくる女の子がみんな美人美少女。私もこの作品に出てくる女の子みたいになりたいし、なりたかった。私とは程遠い存在のように感じるけど、共感できる点もあって凄く面白かったです。
特に「かわいい」が好きでした。横槍先生がまた短編集を描かれたら読みたいと思います。
Posted by ブクログ
横槍メンゴ先生の作品が大好きです。ストーリーはもちろん、横槍先生の描く女の子がとても魅力的で、印象に残ります。そんな私にとって、このオムニバスは最高の1冊でした。
私が1番共感したのは「鋼の心」でした。私も以前、好きな人になかなか振り向いて貰えず、少しでも彼の近くに居られるようにと、彼の親友に近づいたことがありました。しかし、彼がこちらを向いてくれることは1度もなかったです…。その時のことを思い出して、すごく心がビリビリしました笑笑
また、『かわいい』という作品も印象に残っています。好きな人に言われる「かわいい」ってどうしてあんなに嬉しいのでしょうか…?たとえ、本気じゃなくても、その場のノリで言っていたとしても、好きな人からのその一言だけでなんでも出来るような気がしてくることがとても不思議です。
定期的に横槍先生の作品は読みたくなります。他の作品もとても魅力的で、印象に残ると思います。
面白かった
個人的にとても好みな話が多い短編集でした。
中々地獄みの強い話が多くて、重苦しい人間好きな私はかなり好きだった。特に短編の中で「一本花」は、話としてとっても好きだった。主人公の気持ちが、すー、って溶け込むみたいにわかってしまう感覚があって、一文一文に凄く胸が締め付けられたりした。あと亀甲縛りおじさんのインパクトがものすごく好き。言ってることがまともなのがより好きだった。
人の奥底の、触れたら傷つけちゃう柔らかいものを解剖した、みたいな話はやっぱ好きだな~と感じたので、そういうの好きな方はおすすめです。
別作品も買ってみたいな、と思いました。
Posted by ブクログ
雑誌「週刊ビックコミックスピリッツ」等で連載されていた横槍メンゴによる「一生好きってゆったじゃん」。恋愛(性愛)をテーマにした短編7本を収録。メンゴ先生の描く可愛い絵と重くて暗くてジトっとした濃厚な性愛の話のギャップがたまらない。普通に読み進めていたはずなのに、最後は知らない間にスッと床が消えて落ちていく感じがする。この中だと「一本花」「かわいい」が好き。あと、声に出して読みたい日本語になりそうな「南無阿弥だいすき」は外せない。