【感想・ネタバレ】鳳凰の船のレビュー

あらすじ

明治初期の函館。洋船造りの名匠と謳われたものの、いまや仏壇師としてひっそり暮らす続豊治。だが若き船大工との邂逅により、再び奮い立つ/表題作。初代北海道庁長官・岩村通俊、イギリス人貿易商・ブラキストンなど、北海道開拓期に名を刻んだ者たちの逡巡や悔恨、決意を叙情豊かに描きあげた五編。第7回歴史時代作家クラブ賞受賞作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

この短編集の舞台は、主に幕末から明治にかけての函館。
西洋船を造る船大工「鳳凰の船」外国人の妻となった日本女性「川の残映」ブラキストン邸に働くこととなった孤児「函館札」北海道初代長官、岩村通俊の話「野火」は札幌の出来事になる。

北海道の歴史を踏まえながら、人のドラマを描くことで、歴史がよりリアルに感じられる。
どの物語も人の運命の綾が描かれ、時と場所を超えて共感した。中編でも、長編を読んだ時のような満足感がある。

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2023年01月14日

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