【感想・ネタバレ】カズサビーチ(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

1845年3月、クーパー船長率いる米国捕鯨船は日本海を目指す途中、無人島に漂着していた日本人11名、翌日にも沈没しかかった日本船の乗組員11名、計22名を救助した。22名分の水と食料の消費は激しく、送りとどけるにも日本は鎖国中で、沿岸部に近づけば被弾する恐れもある。船長の決断は早かった……。ペリー浦賀来航の8年前にあった日米交流の史実を題材に、船乗りたちの交誼を描く圧倒的感動巨編。(解説・縄田一男)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

1845年にクーパー船長率いる米国捕鯨船仲間と、鳥島付近で遭難し、助けられた日本人22人の物語。自分達の食糧枯渇や鎖国日本の攻撃の可能性があるにもかかわらず助けた米国人一味の懐の深さと優しさ、一方、鎖国状態の極めて難しい時代背景にあった日本が、厚情には厚情で応える判断をした役人達、当時の人間ドラマと古き良き日本の奥深さと情の深さにすごい感動に包まれた。すごい名作だと思います。

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2023年07月23日

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