あらすじ
「君を、私の専属カメラマンに任命します!」クラスの人気者・香織の一言で、輝彦の穏やかな日常は終わりを告げた。突如始まった撮影生活は、自由奔放な香織に振り回されっぱなし。しかしある時、彼女が明るい笑顔の裏で、重い病と闘っていると知り…。「僕は、本当の君を撮りたい」輝彦はある決意を胸に、香織を撮り続ける――。苦しくて、切なくて、でも人生で一番輝いていた2カ月間。2人の想いが胸を締め付ける、究極の純愛ストーリー!
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Posted by ブクログ
あとがきにあったように、綾部香織は死を受け入れて過ごしていた。そんなある日、輝彦という穏やかな日常を過ごしていた男の子が彼女に生きたいという思いを目覚め指した。この本の後ろに書いてある内容紹介と対照的になるメッサージが心にきた。
匿名
一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘
最初に輝彦が病院で写真を撮ったのが香織だったのにすごく驚いた
香織の明るい穏やかな性格と輝彦の静かで冷静な感じがすごい2人がお似合いだなと感じました。
2ヶ月ではなくて1年くらい2人は一緒にいたと思ってしまいます笑(思い出が多すぎて)
この本でも自分が涙したのはやはり最後の香織の手紙ですね。学校で本を読んでいたのですが急に泣いてしまって変人みたいになってしまいました笑
でもそれほどに素晴らしい内容だったと思います!また輝彦も香織が好きだったと香織が亡くなってから気づくのにも少し切なさを感じました。またこの本を読み終わったのは昨日、そう7月7日でした。本を読み終えた夜、彦星と織姫、輝彦と香織はあの山で再会することが出来たのかなと少し心のかなで思いました!
Posted by ブクログ
泣いた。
香織ちゃんが健気すぎるというか高校生とは思えないくらい大人だし子供。
根暗な輝彦が香織ちゃんと出会って段々変わっていくのがいい。
最初は香織ちゃんに振り回されてたけどそれを楽しむようになり望むようになる。
ただの無邪気な女の子に見えてた香織ちゃんだったけど、病気だっていうのを知るとなんで今まであんなに強引だったのかとかが分かって辛くなると同時に香織ちゃんはめちゃくちゃ強い子だなと思った。
でもその香織ちゃんがあるのも小さい頃の輝彦が写真を撮ってあげたおかげでもあるのかと思うと感慨深い。
香織ちゃんが死にたくないって初めて自分の弱さを見せたところはまじで泣いた。
死を達観してたけど香織ちゃんもただの高校生なんだなって思った。
輝彦も香織ちゃんのカメラマンとしてしっかりやり通して立ち直って香織ちゃんとの約束を守ってて本当にかっこいい。
最後の手紙とかはほんとに泣かされた。
読み終わったあとに改めて表紙とプロローグを見ると読む前と全然印象が違ってこれだけで泣けてくる。
まじ最高。
匿名
1番、大好きな小説!!
友達にオススメされて読んてみました!!
感想を言うと、泣きました!
綾部香織が血液の病気って知った時は自分も心が痛かったし、「8時間後、彼女(綾部香織)は死んだ」のとこも心臓がギュっとなり、泣きました…
そして、1番泣いたのが…ラストの「思い出のアルバム」に書いてあった手紙です。1文1文読むごとに涙がポロポロと出始め、そして、最後の1行…
「私のために、泣いてくれてありがとう。」
でもう涙が…
こんなに涙した小説は初めてだし、1番好きな小説になりました!!こんなにすばらしい小説をありがとう!!
どんなラストになるのかな?とか自分が天野輝彦だったどうするかな?とかいろいろ想像して読んでいました。自分がこの小説を読んでいた時間やラストを想像していた時間は全然無駄じゃなかったなと、満足感が溢れています!!
本当に心からこのような素晴らしい作品をありがとう!ともう1度言わせていただきます。
こんなに感動させてくれてありがとう。
1番、大好きな小説です。
Posted by ブクログ
儚い系恋愛です。とても良かったよー………めちゃないたよ………なんで恋愛小説の余命が少ない人ってこんな前向きなんだろうな………私は余命宣告もされてないのに暗いよ……もっと明るくなりたい
Posted by ブクログ
病気をかかえた少女とカメラマンの男の子のお話。
プロローグで男の子が女性に「僕はもう、カメラを手にすることはありません」と言っていたのが最後になっていろんな意味が込められてるんだろうなってすごく感動した。女の子が亡くなっても彦星と織姫の関係性みたいに1年に1度君に会いにくるよ言ってる男の子も切なくて号泣でした。最後の病室で写真を撮ったとき男の子が女の子に言った言葉をあえて「-」にすることで読者自信でこんなこと言ったんだろうなって想像できる点もすごく良いと思いました。
Posted by ブクログ
一度カメラマンという仕事を諦めていた主人公だが、ふと目の前にいる綺麗な少女を写真におさめてしまう。
そこから余命の決まっている彼女との出会い。
好奇心旺盛な彼女に連れられるがままの主人公。
最初は嫌がっていましたが、次第に彼女とのデートを楽しむ主人公の心情の変化もまたいいなと感じました。
最初と最後の主人公の気持ちの変わり方、前へ進む主人公。かっこいいと思いました。
Posted by ブクログ
君の膵臓をたべたいみたいな内容の本だった。
遺影を撮る時の香織を笑顔にした言葉が気になる。「私には君が必要だ」か、ただ名前を呼んだだけかのどっちかだと思う。輝彦が名前を呼びたがらなかったから、個人的には香織と呼んで笑顔になってほしい。
笑って生きることは大切。日々の幸せを噛み締めて生きる。
Posted by ブクログ
評価は知らなかったけど、表紙とタイトルに惹かれて手にした一冊だ。内容は全く知らない状態で読み進めた。一冊読み切るまでのスピードは真の読書家さんたちに比べると足元にも及ばないくらい遅い私ではあるけれど、まだ読書歴は浅いものの曾て読んだ本に比べると私史上初の読みやすさだった。
正直、話の内容は今ここでは言えないけれど予測はつくし王道でありがちと言ってしまえばそれまでだが、よくあるこういうスタイルの話は私の大好物でもある。まだそんなに人生を謳歌したといえるほどの経験値もないけど、病気ほど人をここまで苦しめるものは無いだろう。
たしかに、何も無い人生なんてつまんないし、たくさんの人と出会って、時には喧嘩もたくさんして、笑って泣いて別れも経験してこそ人生はより美しくなり一皮成長出来るものだと思っている。でも、人との関係を引き裂く何かが、たとえ喧嘩であれ死であれ辛いことなのに悲しまないことなんて出来ないと学んだ。
ここで1つ今から読む人達に注意事項を。
※274ページからの8章はハンカチを用意して電車で見ないことをおすすめします。(ぐちゃぐちゃの不細工な顔を晒す勇気があればどうぞw)
なんか、今回はいつもより感想が長くなったみたい。(笑)こんな私の拙い書評を長々と読んでくれた方々はありがとうございます。
Posted by ブクログ
綾部香織
天文部。花火大会で輝彦に盗撮されたと思い込む。自分をモデルにして写真を撮るようにカメラマンを依頼する。
天野輝彦
写真部。カメラが趣味。学校中に盗撮魔だと吹聴されている。母とふたり暮らし。
有田塁
輝彦の唯一にして無二の友人である幼馴染。
智子
輝彦の母。看護師。
輝彦の父
輝彦が中学一年生の頃に亡くなった。カメラが趣味。妻の病院で患者に依頼され写真を撮っていた。
タイトル通り
読み終わってみれば、本当に一瞬の二人の時間を読んだっていう感覚。
主人公の性格上仕方ないけど、感情を押しころしすぎてちょっとモヤモヤした。