あらすじ
がんになった写真家になぜかみんな人生相談。
毎週必ず話題になる『なんで僕に聞くんだろう。』書籍第2弾。
「クリエイターと読者をつなぐサイトcakesで、2019年&2020年上期“もっとも読まれた記事”1位。更新のたびにバズる人生相談。
「DVを受けてきた自分は、どうしたら人を憎まずにいられるか」
「障害とうまく付き合っていく方法を聞きたい」
「精神疾患を持つ夫を受け入れられない」
「結婚する友だちを妬ましく思ってしまう」
「地味にまじめに勉強をしている私は間違っている」?
「就活が迫っているのに、したいことがわからない」
「毒親を辞任してるシングルマザーだけど、今の彼の子供がほしい」
「私も幡野さんみたいに本音で行きたい」
「親に復讐したい」
「23歳だけど恋人ができたことがない」
「好きだった先生を忘れられない」
「受験に失敗してからずっと前を向けない」
――家族のこと、恋愛のこと、将来のこと、病気のこと。みんな“幡野さん”に聞きたがる!
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Posted by ブクログ
本書のタイトルにはサブタイトルに「#なんで僕に聞くんだろう。」と書かれています。
相談内容はほんとうに多岐に渡っています。
・今年結婚式は8回出席したけれど、自分は彼氏もいなくて、素直に喜べません
・高校生から29歳まで祖母から暴力を受けていました
・障がいをもつ子どもの親になったことを受け入れられません
・大学受験に失敗したことを引きずています
・自分の知らないところで妹に手を出そうとした彼氏との関係に悩んでいます
家族のこと、恋愛のこと、将来のこと、病気のこと。
#なんで僕に聞くんだろうと、幡野さんが思わず発したくなる相談が寄せられているのですが、それらを疑問に思いつつも、幡野さんは相談に対して自分の言葉で丁寧に答えていきます。
その「自分の言葉」は、時々エッジが効きすぎていますが、よくそんな視点を想像し、答えられるなと感心する点が多々あります。
物事を多様な視点から見ることについて考えさせられる本で、きっと2021年のオススメ本にランクインするだろう一冊です。