感情タグBEST3
Posted by ブクログ
おそらく多くの人は、生涯の間に一度は薬を飲んだことがあるだろう。では、こうした薬はどういう仕組で身体に効果をもたらしているのだろうか。
本書では、主に身体の中の酵素などに焦点を当てつつ、薬のどのような性質により、体内のどの酵素とどうやって結びつくのかなどを簡潔かつわかりやすく解説しています。
ただし、分かりやすいとは言え薬の効果をきちんと理解するためには最低限の分子生物学の知識が必要であり、高校程度の分子生物学については理解しておかないと読み進めるのはやや困難かもしれません。
【こんな人におすすめ】
薬がどのように効くのかに効果がある人
Posted by ブクログ
生命科学の土台には化学があって、化学の土台には物理学があるってことがよく分かる。そんなミクロスケールで薬の働きを解説してくれる本。
CGで描かれたモジャモジャした立体構造のタンパク質があって、そいつらには大抵くぼんだような箇所があったりする。そこの形にピタリとはまって、なおかつタンパク質側のその箇所と引っ張り合うような分子構造をもった分子が薬として活躍する。ちょっと工作みたいだ。