あらすじ
人生は苦。それでも生きる。日々、生きづらさを感じているすべての人へ。ベストセラー『嫌われる勇気』の著者が送る力強いメッセージ!
人生は苦しい。苦しいこともあれば、楽しいこともある、ではなく、本来的に人生とは苦しいもの。それゆえ仏教は「生老病死」の苦しみを説き、聖書は人生を嘆きの谷になぞらえる。でも、それでも死んでしまうのではなく、この事実を認め、受け入れた上で生きていこう。いじめられている人も、会社でハラスメントを受けている人も、死んでしまうのではなく、とにかく生きよう。どんなに孤独に思えても、かならずどこかに「仲間」はいる。だから絶望することなく、希望を持って生きてゆこう。人生を「生きる」ことが、この世に生を受けたすべての人に課された課題だから。
仏教、キリスト教、ギリシア哲学--いにしえの知恵をたずね、アドラー心理学、三木清の『人生論ノート』など、さまざまな思想に学び、築き上げた、岸見一郎の総決算としての人生論!
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Posted by ブクログ
・書かれていることは結構厳しい。フランクルの「人生に意味を問うのではなく、人生から問われている」に近い感じ。
・働くために生きるのではなく、生きるために働く。働くことは幸せでなければならない。
・キネーシス(目的達成のための過程)とエネルゲイア(行為そのものが目的)。エネルゲイアを最も重視する。→ ジャイロとジョニィ
「人生の最大の決断は、次のように考えればできる。すでにその一つは書いた。つまり、自分の存在が他者に貢献していることを意識することである。そのためには、自分が他者と結びついていることも意識すること。このことは時に容易ではないが、他者を自分から分別せず、自分も他者を分別しないという意識的な決断をしなければならない。さらには、この、今ここで生きていることが他者に貢献していると思って生きられることは、ただ生きることを超えて、「よく生きる」ということにもなるのである。 … 次に、成功することを人生の目標にしないということである。何も成し遂げなくても、生きていることでそのまま他者に貢献しているからである。また、このように考えて決断したとしても、今度はその決断に固執しないことも大切である。他者貢献と幸福を目指す道は一つとは限らないからである。 … 人生に絶望しないためには、一つは成功を人生の目標としないことである。」