【感想・ネタバレ】父が子に語る近現代史のレビュー

あらすじ

われわれが生きるこの国のいまは、どこから繋がり、どこに向かっていくのだろうか? 鎖国政策、幕末の動乱、大陸政策から現代社会に至るまで、アジアはもちろん様々な国々と民族からの刺激を受けつつ、「日本人」たちは自国の歴史を紡いできたが――。「唯一無二の正解」を捨て、新たな角度で自分の故郷を再度見つめる。やわらかで温かな日本史ガイド・待望の近現代史篇!

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Posted by ブクログ

歴史というものを、今自分が生きるこのときに起こる事象について考える、判断するための視点・材料というような捉え方をしたことがない。
この著者も後書の出口氏も触れている司馬史観にどっぷり浸り、あれが事実とまで認識していなくとも、あれは実際に起きていた、そういう流れの時代だったと思ってはいた。
まぁやはり、幼少のみぎりから学んで覚えて目にしてきた諸々のものが、それは実は違ってねと今更言われてもなのだが、違うのなら違うので仕方ないし、著者が言うように、過去の歴史はこれからの未来について考える一つの大事な考え方なのだと言う認識は、もう半分以上過ぎた人生のこれからを生きていく上で、大切に持って生きたいと思うな。

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2025年02月23日

Posted by ブクログ

一般向けの書籍とはいえ、時々刺されたり考えさせたりして、面白く読みました。ツッコミ(自虐的なのも含め)はノリがよい。あと娘さんは山下智久が好きだったよねw

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2022年10月20日

Posted by ブクログ

歴史の教科書に書かれてある太字が
全く違って見えてくる
そこのところが ほんとうに面白い

筆者が
「日本の歴史は世界と繋がっている。
ただし、だからといって、西洋の歴史を中心にした
見方はしない」
とおっしゃっておられるように

近隣にアジア諸国があり
その一国として「日本」もありますよ
という立ち位置の下で
当然、「我が国の歴史」に凝り固まることなく
さまざまな影響を受けながら
さまざまな視点を持ちながら
縦横無尽に語られる
「日本」の近現代史は
ほんとうに興味深い

そしてなによりも
読み手を
高校生になったばかりの我が娘さんに
語り掛けていく
その部分が
読み易さ、面白さ
につながっているのだと思います

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2020年05月21日

Posted by ブクログ

「歴史は基本的に文学だと考えている。」私に言わせれば、事実は客観的なのに、観点は主観的に過ぎないだ。

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2021年08月20日

Posted by ブクログ

これまでの近現代史とは少し視点、角度を変えてアプローチしたもの。幕末から現代に至るまで連綿と底流に流れている思想的背景と、常民という言葉を使いながら一般大衆が近現代の時代の空気を作っていき、この時代の方向性を決めることに常民が果たした役割は小さくなくいことを再認識させられる。これからの時代を生きる我々として、隣国の歴史も正しく理解した上で、この国の向かう方向を考えたい。

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2019年12月24日

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