【感想・ネタバレ】首斬り浅右衛門 あるいは憑かれた人々の物語のレビュー

あらすじ

身悶えし命乞いをする女を、美しいと思った。初めて己れの生業を、嫌悪した。泰平の世に人を斬る業を、極め続けなければならない、山田浅右衛門。その家系も、6代目に至り、烈しい気象が息んだ。ただ一首、斬り損じた女の怨霊に翻弄される、浅右衛門の最後を描く、という表題作。ほかに「殺生関白」「座頭国市」など、エロティシズム溢れる、異形の8編。

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Posted by ブクログ

殺生関白、謀叛、邪法剣、首斬り浅右衛門、座頭国市、怪談累ケ淵、四谷怪談・お岩、一心不乱物語の八編からなる物語。

元々、山田浅右衛門の邸宅を古地図を元にたずねるぐらいの私は、さらさらっと読んでしまった。

もちろん、小説なので史実と異なるのであろうが最後のくだりは狂気じみていてまさに怪談。

時代物、怪談、京極夏彦さんなどが好きな人は、楽しめる作品だと思います。

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2011年05月13日

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