【感想・ネタバレ】呉漢(下)のレビュー

あらすじ

雲に梯子をかけることはできるだろうか――。王莽の圧政に叛旗を翻す武将たちとの十四年半にも及ぶ数々の戦い。その中で誰よりも早く、誰よりも誠実に戦い、光武帝・劉秀のゆるぎない信頼を得た呉漢。天下の平定と光武帝のために、すべてを捧げた武将の戦いの生涯を描く。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

いよいよ呉漢が劉秀に仕えて活躍し出す下巻。
いきなり軍事の最高位である大司馬に抜擢されるところは驚きと共にワクワク感があった。
これからどんなすごい活躍をしていくのだろう?
そんな期待だ。
その期待はある程度満たされる。のだけど、期待したとおり、とは行かなかったかな。
作中でも呉漢自身が自分のことを語っているけれど彼は決して軍事的天才ではなかったのだろう。
この辺がいわゆる歴史的事実のままならなさでもあるのだけど、それだけに作者が彼を取り上げた面白さを感じる。

作中、呉漢とその師的立場にある祗登とのやり取りがいつも印象深くて清風が吹くような気持ちにさせられて、この長大な物語の確かな魅力の一つだと思う。
そしてこういう物語を読むと、その後の歴史も知りたくなるのが歴史物語を読む楽しさの一つだなあといつも感じる。
それにしても中国史は物語の宝庫だ^^

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2021年06月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

呉漢が劉秀を助けて中国を統一して行く過程が下巻。 後漢は直ぐに統一したかと思ったが、実は10年近くも周辺に乱立した諸侯と戦争をして勝ち取ったと言うことであって、そこに呉漢の活躍が光っている。 もちろん皇帝劉秀がこれほど各地を行幸といって出没して、それぞれの諸侯を倒していき、最終的に統一を果たす。まあ、どちらかと言うと下巻より、前巻の方が主人公呉漢は光っていた様に思う。
まあちょっと最後は普通の終わり方。 先回の草原の風の劉秀が主人公の本もそうだった気がする。

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2020年02月11日

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