あらすじ
考えれば考えるほど日本史は奥深い。たった漢字ひと文字のお題から日本史の勘どころへ。教科書や通史は退屈だという人へ。東京大学史料編纂所教授が教える、新しい歴史の愉しみ方・第二弾。
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Posted by ブクログ
通史ではなく、敏腕編集者からカンジ一字のお題を頂戴してのエッセイ。気楽なスタイルながら、日本人の本質に鋭く迫っているようで面白い。私的には「道」で日本人はなんでも柔道、華道、剣道といった道にして言語化されない傾向があり、故に哲学が生まれないとの指摘が一番心に残った。
Posted by ブクログ
<目次>
はじめに
第1章 編
第2章 食
第3章 境
第4章 武
第5章 裸
第6章 王
第7章 笑
第8章 一
第9章 男
第10章 白
第11章 道
第12章 美
<内容>
編集者に与えられた漢字一文字から、日本史に関することを語っていく「大喜利」のような本。その中では本郷氏の生い立ちや若かりしときのエピソードなども。最近毎月のように本が出る。粗製乱造の感もあるが、歴史好きが思う存分歴史に関する話や考え方を語っている点で好感が持てる。他の方のように歴史エピソードだけでなく、歴史思想に関してだったり、本人の学生時代の話だったり、あちこちに寄り道するのがまたいい。