あらすじ
大切な人の死を忘れられない男と、恋の仕方を知らない女。欠けた心を抱えたふたりが出会い、お互いを知らないまま、少しずつ歩み寄っていく道のり。変化し続ける人生のなかで、他者と共に生きることの温かみに触れる長編小説。
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Posted by ブクログ
久しぶり純愛本。主人公・壱晴は高校時に恋愛し、大学受験前、彼女が交通事故で亡くなる。それから12月になると声が出なくなる。壱晴は家具職人となり結婚式で知り合った女性と一夜を共にする。数日後、仕事相手として壱晴の前に現れたのがその女性・桜子だった。この作品は、不器用ながら惹かれあう壱晴と桜子の対比が面白い。また、壱晴の悲しい過去のカタルシスがメインのテーマで、どう過去を清算するか?ラストの壱晴VS.桜子の父、桜子VS.桜子の父に全て集約された。予定調和を感じたが、2人のパワーが過去からの脱却に成功した!⑤
Posted by ブクログ
ドラマのような展開だが、主人公の打算的・人間的な部分もあり、どこかリアリティのある作品だと感じた。
人の想いや願いが人と人とを繋げるんだなと改めて学んだ。最後の真織はずるい!
Posted by ブクログ
解説にも書かれていたが、最初から最後まで「純愛小説」だった。
どこかで、落とし穴や、読者への裏切りがあるのかと心配(期待?)しながら読んだけど、そのままテレビドラマになりそうなキレイな恋愛ものだったな。
読んでスカッとしたい、気分よくなりたい、という時にお勧めだ。
Posted by ブクログ
桜子が壱晴に惹かれた理由はなんとなくわかるが、壱晴が桜子のどこに惹かれたのかイマイチよくわからなかった。やっぱりどこか桜子に真織を重ねているようにしか思えなかった。真織を忘れるための桜子みたいだなと思った。最後はいい感じで終わったけれど、桜子の家が心配だった。父親も桜子のことが大好きなのかも知れないが暴力をするし、母親は今度は妹に頼って暮らすつもり。妹が疲れ切ってしまいそうだと思った。
Posted by ブクログ
丁寧なストーリー構成に好感が持てた。
ベッドで桜子さんの身体のサイズを測っていたシーンから桜子の椅子に桜子さんが座るまで、他人事ながら愛着を感じる、人間味の溢れた素敵な物語だなと思った。
桜子さんが壱晴さんを好きになる気持ちは分かったけど、壱晴さんが桜子さんを大事にしようと決めた時の気持ちがよく分からなかった。
性的接触の描写がなくなっていて感じたが、作者は人間の弱さをよく理解している人間好きな人なのかもしれない。
Posted by ブクログ
2024
本屋をぐるぐる徘徊して、ときめいた本の1冊。初めてこの著者の本を読んだけど、読みやすかった。内容はなんだかお父さんが暴力を振るう描写が多くて少しげんなり、、あとは土下座の安売り感、なんだかあまり読んでて気持ち良いものではなかった。
相手の中に忘れられない人がいる場合、それを越える人に出会わないと物事が進んでいかないよねえ〜。ふーー、恋愛って難しいねえ。
Posted by ブクログ
再読。
出てくる人たちそれぞれに思惑がちらつくのがリアリティあった。でも壱晴さんも桜子さんも、早い段階からお互いを大切な人だと思ってるのは、あれ?いつの間にそんな感じになったんだろうと、追いつけない感じは少しあった。
全体的に話の流れが早くて読みやすく、苦しい出来事もあったけど、最終的には素敵な恋愛小説だった。
師匠と壱晴さんの造る椅子に座ってみたい。