感情タグBEST3
Posted by ブクログ
Ruby on Railsを使って、一つのWebアプリを作り上げる本。
類書と違うのは、タイトル通り「実践」に重きを置いていることだ。
単にRailsの機能の紹介に留まらず、一冊を通してアプリ開発の流れを体験できる。
(例えば序盤に書いたコードを、後半でリファクタリングしたりもする)
自分はプログラムを書けるようになるには、知識と経験の両方が必要だと思っている。
要するに、手を動かして体で覚えるということだ。
そこを勘違いしてしまうと、口は達者だけど手は動かせない、困ったプログラマーになってしまう。
そういった面から考えて、この本はとても良い。
最初から一通り写経していけば、終わる頃には、基礎的な部分は最低限身につくだろう。
railsのチュートリアルを終えた人ようなに、もしくは久しぶりに学び直そうという人に、おすすめできる一冊だ。
(逆に言えば、こういった本は流し読みするだけではほとんど役に立たない。実際にコードを書いてみることが大切!)
なおRailsの機能はまだまだたくさんある。
続編の「機能拡張編」も併せてオススメしたい。
Posted by ブクログ
Ruby on Railsの実践的な実装を学ぶには良い本だが、題材が業務システム用というところで、UIは実用を重視したものになっている。(要するに地味ということだが)
また、開発手法がBDDなので、実装したらrspecを書いてテストしながら進めることになるため、ある程度品質を担保しつつインプリできるのは良いと思った。
また、Strong Parameters、プレゼンター、Capybaraなど、Rails特有の実装も学べるのも良いポイントかと思う。
Posted by ブクログ
Ruby on Rails 6 実践ガイド
株式会社コアジェニックCEO兼CTO 黒田努 氏の著書です。
本書は、2014年4月出版の『実践Ruby on Rails 4: 現場のプロから学ぶ本格Webプログラミング』をRuby on Railsのバージョン6向けにアップデートしたものです。
企業向けの顧客管理システムを作りながら、Railsの学習を進めていきます。
【本書で学べること・考えること】
・エラーページ作成
・ユーザー認証
・ルーティング
・Strong Parameter
・アクセス制御
・値の正規化とバリデーション
・プレゼンター
・単一テーブル継承
・Capybara
・フォームオブジェクト
実際に完走しての感想です。
まず、本書は初心者向けではありません。
初級→中級を目指した内容になっています。
『Ruby on Rails チュートリアル』を完走くらいの知識は必要です。
今までやった課題と比べ、アプローチが違います。
環境構築
→アプリの基盤作り
→認証、DB処理
→堅牢なシステム
都度、テストフレームワーク
といった流れです。
より実務に近い流れになっていると思われます。
他の課題でも出てくるお馴染みの内容に加え、以下の点を新たに学ぶことができました。
・namespaceの活用
・エラーページの作成
・プレゼンターによるHTMLコードの生成
・フォームオブジェクトによる入力フォームのまとめ
・SCSSでのレイアウト実装
Railsでもフロントエンドよりの機能をよく使っています。
これらによって、特にview関連がスッキリした構成になります。
また、各classがどのような継承になっているか、意識、理解できるようになってきました。
その反面、Rails6で新たに実装された機能などはあまり、説明されておらず、Railsの最新機能を中心に学びたい方には向かないかもしれません。
更に応用編として「機能拡張編」も出版されているので、引き続き取り組む予定です。