あらすじ
『君と離縁する』“転落事故”で大怪我を負った伯爵令嬢のイルザは、八歳から婚約者だった公爵家のアーベルに、昏睡から目が覚めて早々離縁を告げられる。少し淡泊なくらいで他はいたって平凡なイルザが、周囲から「つり合わない」と言われながらも、美貌と優秀さを持つアーベルと結婚したのは、彼が異常なほどイルザに執着し、身勝手なほど愛情を注いできたせいだというのに。離縁の申し出を仕方なく受け入れたイルザだったが――。「今度こそ、誰にも君を傷つけさせたりしない」これまでと違う態度に戸惑うが、冷酷な男が自分にだけ向ける熱い情欲と偏愛に、ぞくぞくと劣情が沸き上がってきて……。
※こちらは単話1~6話のセット版です。重複購入にご注意ください。
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アーベルのイルザへの執着心がかなり重症な感じで。そういう遺伝だからってことだけど、イルザにしてみたら、重いものは重いわけで。
好きだけど、鬱陶しい、みたいなことを思っていて、まあ、そうなるよなーと思ったり。リアリティを感じました。
そして、お互いに努力しての結果がなんか微笑ましいなと思ったりしました。
面白かったです。
おもしろすぎる
作家さん買いです。
意外な展開ではありましたが、すっごく楽しめたし、途中泣いちゃったし、概ね笑って読み終えました。
アーベルの重さがもうすごいのだけれど、うちの夫に若干似ている気がしてもう親近感がハンパなかったです。
イルザの気持ちもものすごくよく分かる。
鬱陶しいのよねぇ、そうなのよ、と呟いてしまうほどでした。
カリーナのブッ壊れぶりは恐ろしくもありましたが、王太子が常識的な人で本当によかった。
そしてこの作家さんはハゲがお好きなのですね。気持ち分かる。
とてもおもしろく細やかな心理描写で、ユーモアもありまくりで大変気に入りました。
また読み返すと思います。
こういうのが好きです
不穏なはじまりでしたが、病的に愛する人と、最終的にハッピーエンドで終わるって、とても良かったです。
続きがある感じでもなく、きちんと終わっていてスッキリしました。
仄暗くシリアスな内容ながら二人のキャラのおかげか時折吹き出してしまう可笑しさがあった。
しかしながら主役二人が霞むほどの王女の存在感に圧倒され、気づけば疲労困憊だよ。
ヤンデレは一人でお腹いっぱいとの教訓を得た。
ヒーローが珍しいタイプ
始まりがどうにも不穏だし、気の毒なヒロインなのかな?と思ったんだけど。
べしょ・・・って感じで、しょっちゅう泣いてしまうヒーローが面白くて、重い話も意外とさほど重くなりすぎずに読むことができた。
ヒロインが、ヒーローに対して『子供達の成長を見る機会も奪ってしまった』と後悔してるっぽいシーンがあったけど。
多分、一緒に暮らしててもヒーローはそこまで子供達に興味ないんじゃないかな(笑)
ヒロインがいればいいんだよね。実際、長男と会ってるのに、子供の向こう側にヒロインを思い浮かべてたし、それを長男に言っちゃうんだから(笑)