【感想・ネタバレ】さよならドビュッシーのレビュー

あらすじ

祖父と従姉妹とともに火事に遭い、全身大火傷の大怪我を負いながらも、ピアニストになることを誓う遥。コンクール優勝を目指して猛レッスンに励むが、不吉な出来事が次々と起こり、ついに殺人事件まで発生する……。ドビュッシーの調べも美しい、第8回『このミス』大賞・大賞受賞作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

んー面白かった!現実的じゃないとか、そんなことはどうでもいい!現実じゃないもん!
どんでん返しって情報以外何も入れず読んだので、少女二人の蜜蜂と遠雷みたいなお話が展開されていくと思ってたら突然超サスペンスフルな展開になって、え…そういう話⁈と困惑。
物語の真相に気づいても良さそうだけどぜんぜん気づけなかった。というかピアノコンクールの描写が素敵で疑うことも忘れてた。魂で弾き切った主人公のアラベスクに拍手!

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2026年03月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とても読みやすくグイグイ引き込まれた。主人公のピアノへの熱い想い、コンクールでの素晴らしい演奏に胸を打たれたところで…驚きのラストでした。
そんなバカなと思い、ページを戻って読み返しましたが…なるほど。さすが、第8回『このミステリーがすごい!』大賞の大賞受賞作です!

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2026年03月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ずっと気になっていた本。
事前情報を仕入れずに読んだのであまりの過酷さに衝撃を受けた。リバビリの様子、周囲の無理解、その中で岬先生は読み手である自分にとっても救いで、持病を知った時は同じように愕然とした。

犯人もラストも思いもしない展開だったため、本当にびっくりした。それを知ってから物語を振り返ると更に過酷な日々で、肉親を亡くした辛さがわかるからこそ遥の両親のことを思って遥になり切ろうとしていたのにキッツい誤解をされていて本当にやり切れないなと思った。音楽での自己表現が唯一の救いで、だからこそより一層、鬼気迫るまでに没頭していったように感じた。

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2026年01月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

オーディブルで聞く。盛り上がりとミステリーも混ざって1週間で聞き終わりました。とても面白かった。中山七里ってこんなピアノの曲の描写までする作家だったっけとおもいつつ最後まで聞いて やっぱり中山七里だと思った。
 ピアノ楽曲の描写は恩田陸の蜜蜂と遠雷でわくわくしながら聞いたが個人的感想ですが今一つ盛り上がっていません。

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2026年03月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

Audibleで聞了。

どうしてしおんの登場が必要だったのかずっと疑問だったが,
最後に腹落ちした。見事な大どんでん返しだった。
火傷の受傷時や,皮膚移植後の経過や,なにより演奏時の解説?の描写が
医者の作家さんのようだったので,興味が出てWikiを見たら,
記憶力がずば抜けた方のようで,なるほど同じ人種なのかもと思った。

中山さんにとって最初にブレイクした作品のようで,
はるか(しおん)の自分を表現するためのピアノに対する覚悟は,
中山さんの小説に対する思いなのかもしれないと感じた。

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2026年03月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

友人のおすすめで読んだ本。
私に音楽の教養が無いことが残念すぎる。音楽を知らなくても面白いけど、知っていたらもっと楽しめたと思うと悔やまれる。
最後のタイトル回収でスタンディングオベーション。悲しい物語だったかもしれないけど、私的にはハッピーエンドだった。
読み進めていくなかで、引っかかっるところが所々あるのに真相に辿り着けず、最後にしっかり驚かされた。これを言ってはおしまいなんだが、皮膚移植の前にDNA鑑定できたのでは…と読後3日間くらいモヤモヤし、ルシアちゃんの今後の幸せを祈った。

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2026年02月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まさに叙述トリックといえば、な結末だったのにまんまと騙された!とびっくり。
ミステリー要素は半分以下で、メインは主人公の火事からのサバイブ+コンクールに向けたスポ根ピアノ練習。ミステリーを期待して読むと期待外れかもしれないが、火事の後遺症に苦しむ心理やコンクールに向けて練習を繰り返す日々の筆力がものすごく、引き込まれた。最後の最後に綺麗なタイトル回収。
岬先生が属性てんこ盛りすぎて、こんな奴現実にいないと言われているレビューも見たが、まあその通り。でもこの非現実的な才能あふれるイケメンだからこそ、物語を引っ張っていってくれる求心力と安心感があると思う。中身の薄っぺらいイケメンだと興醒めだが、岬先生の言葉には説得力があるのもなお良し。

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2026年02月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

鬼塚
三十八歳、独身。遥、ルシアのピアノ教室の教師。

香月遥
ピアニストを目指している。小首を右に傾げるクセがある。玄太郎の離れの火事に巻き込まれ全身大火傷を負う。特待生として旭丘西高等学校の音楽科への推薦入学する。

片桐ルシア
遥の従姉妹で相性は抜群。ピアニストを目指している。遥とは同い年、背格好や髪の色も一緒なら星座や血液型も一緒。性格だけは正反対。スマトラ島沖地震で両親とピアノを含めた全財産を喪くした。玄太郎の離れの火事により命を落とす。

岬洋介
鬼塚の弟弟子。鬼塚のピアノレッスンの時に初めて遥と出会う。二十代前半。すらりとした痩身で小顔。音大の臨時講師。国内の名だたるコンクールを総なめにしている期待の新鋭。栄の文化芸術センター近くの広小路通沿いのワンルームマンションに入りたいと玄太郎の面接を受け、初対面で玄太郎に気に入られる。遥のレッスンを引き受ける。司法試験にトップで合格。修習期間を終えてピアニストになった。

片桐玲子
旧姓香月。ルシアの母。玄太郎の長女。スマトラ沖地震で夫と共に命を落とす。

香月玄太郎
遥とルシアの祖父。香月家の当主。二年前に脳梗塞と診断され、手術は成功し一命は取り留めたものの下半身に後遺症が残り、自力では歩けなくなった。自身の部屋による火事により、命を落とす。

綴喜みち子
介護士。家政婦の適性も充分以上。離れの管理はもちろん、母屋の管理や家族全員の食事も担当する。火事後は玄太郎ではなく遥の世話をするために香月家との契約を継続する。火事の一件以来、一度も笑顔をみせていない。

香月研三
三十半ばを過ぎているが無職。遥の叔父。玄太郎の次男。大学在学中から漫画家を目指して投稿を続けているが芽が出ず。最近では描くことも滅多にせず勉強と称して日がな一日漫画を読むかアニメを見ている。

香月徹也
遥の父。玄太郎の長男。大手銀行の支店長代理。「まあ、何とかなるさ」が口癖。

香月悦子
遥の母で徹也の妻。神社の階段から転落し、脳挫傷で死亡。学生の頃、ピアニストを目指していた。音楽科のある高校へ進学したかったが実家に余裕がなく、不本意ながら地元の商業高校へ入学。

片桐昭
ルシアの父。スマトラ沖地震で命を落とす。

新条
大学病院の形成外科医。重度の火傷を負った遥の皮膚の移植手術を担当する。

加納
丸の内に事務所をかまえる香月家の顧問弁護士。元々は玄太郎の会社の顧問をしていて、手腕が認められて、玄太郎個人の財産管理も任されている。

桃山美沙
旭丘西高等学校校長。

工藤
遥の担任。

君島有里
時坂恵
涼宮美登里
遥のクラスメイトたち。全身大やけどを負いながらも特待生として入学してきた遥が気に入らず、ことあるごとに厭味を言う。

榊間
愛知県警中警察署の刑事。四十二歳。

宮里
ショートボブの女。最近ワイドショー番組で名をあげてきたレポーター。ショートボブ。遥を身障者扱いする。

岬洋介の父
名古屋検察庁でその人ありと謳われた凄腕の検事正。

笹平
岬が懇意にしているスタイリスト。目元の涼しげな綺麗系の女性。

下諏訪美鈴
アサヒナ・ピアノコンクール出場者。大学生。ステージ裏で遥に辛辣な言葉を投げかける。学生コンクールの常連で大抵どんな大会でも上位入賞してきる。父親が音大の教授、母親がバイオリン奏者の音楽一家に生まれたサラブレッド。

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2026年02月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

このミス大賞の本、オススメで知って読んだ。
音楽に絡めたミステリだが、事故にあった高校生、遥が怪我に負けず(それも火傷から)立ち上がっていく物語だった。

火災で亡くなった祖父の莫大な遺産を受け継ぐことにはなったが、自分も重度の火傷で目指すピアニストへの道が閉ざされようとした。
そこに、先生の知り合いで天才ピアニスト(岬)が指導をしてくれるとになる。
彼は、諦めかけた彼女を、心身ともに支え、音楽家として、ピアニストとして立ち直らせていく。

五体が満足でも険しい道程を、音を使って世界に伝える(繋がる)と言う意味を教え、そこに達する技術の指導をする。
彼女も不自由な手、特に大切な指や下半身を、苦痛を乗り越えて鍛え、真の音を探りつつ成長する。

感動的で力が入る。コンテストの課題になった「月の光」に向かって、感性を深めていく様子は、読んでいても、音楽を聴く、深さを教えられるようだった。

遺産を巡って起きる事件は、岬の驚異的な観察力で解決する。彼は司法試験にトップで受かったが、ピアニストを目指した変り種だった。

ミステリの部分は、母親が亡くなり、遥も命に関わるような犯人の妨害に合うが、岬に助けられ、犯人も挙がる。
全体を通して、ミステリ小説とは言うものの、重点はピアノにあるようで至極あっさり片付いている。

力を入れたコンテストを目指す練習画面は面白い、「月の光」と言う曲についても読みながら理解できるようになっている。
これは読者がわかりやすいような表現で語っているのだが、成功していると思う。
指使いや、少し出てくる音楽記号など、その分野に触れることが出来る。

最初は「月光の曲」と間違っていて、岬の指導や音の並びでハテと思い気がついた。
我ながら迂闊ものだ(^∇^)

TVの特集番組で、留学中のピアニストが弾くリストの超絶技巧練習曲をみた。感じのよう青年だったので岬さんのイメージはこの人にした(笑)
超絶技巧練習曲の「鐘」はピアニストが絡むドラマなどで時々聞く。


心身の障害、家族の不幸を乗り越えていく感動と、ミステリの融合という面白いテーマを書いた中山七里という作家を覚えた。

読みやすいが、より深みの或る作品を読ませて欲しい。面白かった。

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2026年02月09日

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