あらすじ
雑誌編集者の楓は、娘の衣装を自作する人気ブロガーに批判的なコメントをしたことから、自身の過去のブログを匿名掲示板で晒され、陰湿なストーカー被害に遭うようになった。一方、寝たきりの妻を抱える官僚の棚島は、家庭や職場でのストレスを解消するため、ブログで執拗に絡んできた女を破滅に追い込もうとする――。ネット上の二人が現実で交叉したとき、驚天動地のどんでん返しが炸裂する。
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Posted by ブクログ
序章と帯のあらすじで
すっかり騙されたまま読み進んで
最後の最後まで勝手に思い込んで
えっ?
うそやん?
そういうこと?
伏線回収で
あー
ってな小説でした。
面白かった!
強くて嫌なやつ2人の登場人物だと思ったけど
やはり
人間は弱い生き物です。
Posted by ブクログ
読友サンが絶賛されていた本。
やっと手に入りました。
名前のトリックと言うのかなぁ。
確かにアッと驚く展開でした。
最後の最後に「そーいう事か!!」って
ここまで読むまでに全然気づかなかったから
文句なしの☆5を付けました。
Posted by ブクログ
一気読みできたのと叙述トリックが面白かったので高評価。名前と名字、アカウントのみのやり取りなどを駆使して実行者をミスリードさせる構造が素晴らしい。ただ、楓に降りかかった住所特定、誹謗中傷、実際のストーカーが全員違う人物で、それぞれの動機が必ずしも楓を恨むものでなく、夫の浮気調査やら直接会って謝罪したいなど自己都合なものであることが残酷。楓からしたら全部丸めて「精神を蝕むもの」だったのに「実は楓がそう思ってしまっただけ」というのはあまりにも彼女が可哀想すぎる。また、真犯人が利一なのは理解できたが棚島がうざい。どんな理由があれ娘に向き合ってこなかった(或いは愛し方を間違えた)り、浮気したのは彼自身なのに「反省」という形でほぼほぼ罰を受けていないのはモヤモヤした。
Posted by ブクログ
冒頭 ずっこくないですかね。棚島=ソラパパが楓を殺すっていう結末に向けて物語が加速してる、と思わせといてのジェットコースター。もちろんしてやられましたとも。
楓への悪意の集中度合いがえぐい。匿名性の怖さというより、本当の自分を「埋めて、忘れて、存在しないことにしたい」楓の歪みが引き寄せてしまったように思う。
気になったこと一つ。
第一部の終わり、十一月十一日(2)にある4つの証言。これを言ったのは誰か、について。
最後深雪の墓参りに行った利一が裁判の中で棚島、水峰、夢乃、楓の母の四人の思いが語られた、と回想する。となると、「血まみれになった姿を見て、ようやく我に返りました」は夢乃の証言なんだよ。夢乃は犯行を目撃したの?
病院と楓の自宅は徒歩で行き来できる距離のようだし、夢乃が病室に入って来たのは楓が出ていったあとだけど、夢乃はそれについて一言も話さないまま深雪の葬儀に出たんだろうか。
それともそもそも証言は夢乃のものではないのか? だったら誰の?
あ、楓か? だとしたら4つの証言が誰のものかは言及されてないのか。
そこだけこんがらがってます。
Posted by ブクログ
『ぼぎわんが、来る』のイクメンのふりした嫌な野郎とそれにイチャモンをつける高飛車女子の対決で、『スマホを落としただけなのに』みたいな殺人鬼が出没する話(どんな話やねん(笑))だと勝手に思い込んでいました。全然ちゃうがな。
えーっ。見事に騙された。しかしどいつもこいつも嫌な奴ばかりで誰も信用できません。好感の持てる人がいない話というのは、面白いとは思っても気が休まらず、酷いやっちゃなぁで終わってしまう。でも相当面白かったです。正月に酒飲みながら適度に酔っぱらって読むにはうってつけ。やっぱり怖いのよ、SNS。
Posted by ブクログ
イヤミスあるある全員やばいアウトレイジ。
叙述トリックを読み漁ってる人ならすぐに仕掛けに気付くはず。でももう一、二段オチがあります!『すみれ屋敷の罪人』もそうでしたが、思いがけないホラー展開を入れるのが作者さんはおそらくお得意でその辺りも面白いです!顔の半分を巨大な目が占めるアニメキャラのお面を被った、ホットパンツ・デカアクセのアラフォーおじさんはあまりにも怖すぎる。
Posted by ブクログ
叙述トリックの作品ぽさが序盤から香ってくる。だから、叙述トリックが待ち受けてるんだろうなと気構えて読んでしまう。ただ、その展開自体は相応にショッキングで、叙述トリックのためだけの物語にはなってしまっているものの、ハラハラしながら楽しめた。主人公の楓の精神がおかしくなってからは、読みにくさが目立った。ただ叙述トリックってどうしてもご都合主義というか、作者の切り取り方がすごく不自然だから、最後の怒涛のネタバレ描写のときにちょっと引いちゃうんだよな。
Posted by ブクログ
*雑誌編集者の楓は、娘の衣装を自作する人気ブロガーに批判的なコメントをしたことから、自身の過去のブログを匿名掲示板で晒され、陰湿なストーカー被害に遭うようになった。一方、寝たきりの妻を抱える官僚の棚島は、家庭や職場でのストレスを解消するため、ブログで執拗に絡んできた女を破滅に追い込もうとする―。ネット上の二人が現実で交叉したとき、驚天動地のどんでん返しが炸裂する。『このミス』大賞シリーズ*
さすがこのミス大賞、凝っています。捻っています。
リアルさ満載で怖さも倍増、続きが気になって勢いよく読みたいところですが、途中伏線がてんこ盛りなので、きちんと読み進めるのがお勧め。
登場人物それぞれの後悔と懺悔が織り込まれているところが新鮮で、普通のイヤミスにならないところが印象深し。