【感想・ネタバレ】危険な「美学」(インターナショナル新書)のレビュー

あらすじ

「美しさ」そのものに潜む危険! 芸術作品が政治利用されることの危険についてはあらゆる本で論じられてきましたが、本書は、「美」あるいはそれを感じる感性そのものに潜む危険を解き明かした一冊です。第1部では高村光太郎の詩「必死の時」やジブリ映画「風立ちぬ」を例に、「美」は人を幻惑し、判断をくるわせてしまうことを説き、第2部ではトマス・マンの『魔の山』で描写された結核患者の美や戦時中の「散華」を例に、「美」が負を正に反転させてしまう恐ろしさについて論じます。いわば、「美学」という学問の画期的な実践編です。

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美しさとは

20代女としてどうしても美しさに囚われて生きているので気になって買いました。私達が囚われている美しさについて言及されている訳では無いが、美しさの概念について考えさせられる本でした。知識も増えたし、すごく面白くて読む手は止まりませんでした。

#タメになる

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2025年01月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分は、何故「悪の美学」を感じてしまうのか。
そんな疑問に端を発して選書したわけだが、実際に読んでみて、その疑問に対する自分なりのアンサーの解像度が上がった。感性の特徴である、陽性の統合反転作用。感性を通じて対象を「味わう」ときの懸念点と併せて記憶しておきたい。

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2025年02月22日

Posted by ブクログ

①美とは私、つまり主体に快と感じられるもの、対象の良さである。

②美を味わうとは感性を働かせ続け、対象の形や響きをもっとよく捉える、捉えようとすること。

③美が人に強く訴えるがために、その後ろや脇に偽や悪があることに人の注意がおよびにくくなる。

真善美、知情意

散華

メコネサンス

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2020年02月07日

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