【感想・ネタバレ】Dの殺人事件、まことに恐ろしきはのレビュー

あらすじ

歌野晶午×江戸川乱歩――貴方を「非日常の興奮」に導く、超ミステリが誕生!

カメラマンの「私」が渋谷の道玄坂で出会い、交流するようになったのは、賢いが生意気な少年・聖也。その日も私は道玄坂のダイニングバーで聖也と話していたが、向いの薬局の様子がおかしい。駆けつけた私たちが発見したのは、カーペットの上に倒れた、上半身裸の女性だった。その後、私と聖也は事件を探り始める。しかし、私はあることに気がついてしまい、元の世界には戻れなくなっていた――(表題作)。

長崎港を訪れた「私」は、ビデオ通話で恋人に風景を見せながら旅する奇妙な男と出会う。男に誘われた路面電車での観光の車中、「私」はその恋人が、人気アイドルのヴィーナスだと明かされる。だが、2人の馴れ初めを語る男の話には、明らかにおかしな点があり……(「スマホと旅する男」)。

「人間椅子」「押絵と旅する男」「D坂の殺人事件」「お勢登場」「赤い部屋」「陰獣」「人でなしの恋」「二銭銅貨」……本格ミステリ界随一の騙しの達人が、江戸川乱歩の名作群を最先端テクノロジーでアップデートした、驚愕の翻案ミステリ短編集!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

星4.5ぐらい

オリジナル(乱歩)を知らなくても楽しめる。

全体的に、スマホなどの最近のテクノロジーを使っており、いま読むと納得するが、10年後にはもっと新しいデバイスが出て来て、古く感じてしまうかも。

小説の中にポケベルや携帯電話(ガラケー)が出ているのを現在読むと「昔は最新だったね」という感じ。

後世に残るものではなく、今が旬の小説。

だからこそ、いま読んで欲しい!!

個人的には、表題作と「人間椅子」がよかった。

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2019年11月15日

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