【感想・ネタバレ】戦略的思考とは何か 改版のレビュー

あらすじ

先進国の大学で、戦略や軍事と題した講義を聴けない国は日本だけだ。しかし、日本が自らの意思にかかわらず戦争に直面せざるをえない場合を考えておくのは、平和を望む者にとって、ごくふつうの教養の一部ではないだろうか――。国家戦略の欠如を憂えた著者は、歴史と地政学を入り口に日本の戦略的環境を解明、その歩むべき道を示した。情報の役割を重視し、冷静かつ現実的な分析に徹した国家戦略論の名著。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

国家戦略的思考について洞察する内容。1980年代初版のため統計データ等は古いものの、内容・思考自体は全く古さを感じさせない。全体戦略を深く考えずに強行突破して壊滅となったり、最新トレンドの情報収集せずに一部範囲の経験のみで判断して失敗したりすることは日本の島国文化に由来すると理解できた。こちら戦前の国レベルの話に限らず、現代の企業にも通じる(戦略思考は国も企業もルーツは同じと理解)。本書は企業戦略の新たな視点を得たい方に、企業経営に置き換えながら読んでみることを是非おすすめしたい。

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2019年10月29日

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