あらすじ
連れ子のおすずと両国広小路を訪れた三左衛門は、一撃で柿を十字斬りにする浪人、轟十内と出会う。客寄せには勿体ないほど見事な居合抜きの腕を持つ十内に、どこか似たものを感じる三左衛門。そしてひょんなことから同じ長屋に住む子持ちの洗濯女、おせいの想い人が十内であることに気づく。仲人稼業のおまつが仲をとりもち、晴れて結ばれた二人だったが、契りを結んだ夜から三日もたたぬうちに異変が起こる。十内がふっつりと姿を消したのだ――。傑作シリーズ、待望の第二弾。
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良いねぇ
良いねぇ。良いねぇ。四十路の冴えない痩せ男でも、良いじゃないか。正義感が有って、強くって、悪者を、やっつけて、万々歳だ。読み終わって、スッキリ出来るのが、良いねぇ。