【感想・ネタバレ】[決定版]属国 日本論 2つの帝国の狭間でのレビュー

あらすじ

本書は、評論家・副島隆彦自身が「主著」とする1冊に、最新の情報・考察を大補強した、まさに「決定版」である。ここで「大補強」というに恥じない改訂が行われているので、過去の版を既読の方も、読み直しをあえてお勧めする。改めて、本書は、「日本はアメリカの属国である!」と保守派言論人が最も嫌がる事実を初めて提起し、当時の論壇から忌み嫌われた伝説の書である。「なぜアメリカの言いなりになっているのか」が、一読、明白になる。著者は決して、日本を貶めるために本書を書いたのではない。事実に目をそむけず、今からでも足元確かに生きてゆく国となることが、著者の本懐である。そのために、いかなる対策がありうるか、国が着実に生きてゆくとはいかなることか、を事実に冷酷なまでに徹しながら論証する。世界がナショナリズムに揺れ始めた今、改めて読んでおきたい名著の最新版である。

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Posted by ブクログ

<目次>
まえがき
第1部属国日本論 日本の本当の姿
1。属国 日本を検証する
2.なぜ佐藤栄作はあノーベル平和賞を受賞したのか
第2部世界覇権国 アメリカ
1。アメリカの世界政策とシンクタンクの実態
2。世界を管理するグローバリスト官僚たち
第3部属国 日本の近代史
1。幕末、明治期
2。敗戦まで

佐藤栄作元首相の沖縄返還
核ミサイルなしでの返還であるから、これまで中国に向いて
いた核がなくなった。そこで、米中の歩み寄りがあり
ニクソンが中国訪問し、ソビエトが崩壊した。

ペリー来航から
1853/54、アメリカ人のペリー。これまでイギリスに
よった脱亜入欧であったが、そこにアメリカ登場。
日本はどちらが治めるのかで、結局アメリカに。
その後はずっとアメリカである。日本人が行った
明治維新ではなく、イギリス、アメリカ、フランスが
後ろにいた。武器の供給だけでなく、思想の改変も
含めて。あくまでロシアの壁にするために。
日本が思惑よりも成長したら、アメリカはたたく。
まるで今の米中関係を同じことが、数十年前に日本は
アメリカにされていた。。。
中国は、日本が何をされたのか、歴史を勉強して
今に生かしているに違いない。

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2021年08月12日

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