【感想・ネタバレ】触れもせで 向田邦子との二十年のレビュー

あらすじ

遅刻魔――あんなに約束の時間にいい加減な人も珍しかった。嘘つき――大きな嘘も上手だったが、とりあえずの小細工もうまかった。泥棒――どこを探してもあの人からもらったものなど出てきはしない。奪られてばかりいた。20年のパートナーなればこその知られざる「向田邦子の素顔」をはじめて明かす。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

再読。二人の関係を男と女にあてはめるには下世話だし、仕事仲間というには濃すぎるし、親友というには隠した部分が多いし、二人は二人でしかなく、それがとてもうらやましい。全編に向田さんの不在と喪失が顔を出し、「ああ、この人は若くして急にいなくなってしまったんだなあ」と泣けてくる。こんなふうに向田さんを失った久世さんは、その後をどんなふうに生きてきたのだろうか。

0
2018年12月30日

「エッセイ・紀行」ランキング