【感想・ネタバレ】ミイラ志願のレビュー

あらすじ

即身仏を志す盗賊の心情、信長の影武者をめぐる謀略、蹴鞠(けまり)に入れあげ乞食に身を落とす今川氏真の運命、討入りを脱落した高田郡兵衛の苦衷、首斬り浅右衛門家に養子に入った男の巧妙な計算……。「志願」というユニークな視点から歴史の謎を切りとった、9編の意欲連作。多年、本格推理界をリードしてきた著者が、卓抜な着想と絶妙の語り口で、我意と妄執に憑(つ)かれた人間のすさまじい情念の世界を抉り出す!

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Posted by ブクログ

歴史に肉付けした、時折ミステリーだったり…
中々面白い作品ぞろいです。
織田信長の影武者やら、
戦国武将に亡霊出現とか…

特に亡霊出現のそれは
結末がユニークで、
それらの追求の結果、誰もが思いつくことに対して、
「ま、無理でしょう」といっているようなものです。
実際そうでしょうね、
そうでなければ人間ではないでしょうから!!

表題作は、人の本能の描写が
非常に印象に残りました。
欲に対する人の弱さが。

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2012年03月25日

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