あらすじ
天涯孤独で無職の三井は、放火に遭い家が全焼。途方に暮れていたところ、“捜し物屋”を営む間山和樹に助けられる。和樹は喋れないイケメンの弟・白雄と一緒に、客の失くし物を「占い」で捜す仕事をしているらしい。彼らの知り合いの弁護士・徳広の力も借りて生活を立て直す三井だったが、偶然、放火犯らしき男を見かけ……。ちょっと不思議で怖くて愉快。四人(と一匹)のドタバタ事件簿!
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
小説として凄く面白いです
好き嫌いはあるでしょうが、完成度高いですよ。迷っているなら買っちゃいましょう。
各キャラ、味があって、個性的。超善人の和樹君や正義感の強い祐さん、優しい三井達のお陰で、楽しいし、安心して読めます。
おまけに、悪い奴(?)の白雄のお陰で、結構爽快でした。
面白い小説は沢山あるけど、これを読んだら、あれ?結構薄味の本ばっか読んでた?と思いました。
Posted by ブクログ
木原音瀬先生の作品を読み漁る月間。
一般の方で出されている本は、
箱の中、コゴロシムラ、ラブセメタリー、惑星
を読んだ。
ズーーンと重くなるのが多い、木原先生のお話。
その重さに惹かれて読み始めたので、探し物屋まやまは物足りんなぁと思った。
探し物屋まやまは群像劇になっており、辛さが少しずつ分散されており、読後感は爽やか。
はじめての人に勧めるにはいいかもしれない。
家を放火された引きこもり
アイドルオタクの弁護士
探し物屋まやまの血のつながってない兄弟
この四人それぞれの視点から物語が描かれている。
連作。
太陽のような男和樹と、話すことができないサイコパス悪人白雄二人の関係がズブズブで歯茎出た。
和樹は、白雄を放っておいたら、何をしでかすかわからない、それから長年一緒にいた情でそばにいる。
白雄は、サイコパスだが、和樹と一緒にいることが楽しくて、離れるのが嫌で、まともに暮らしている。だが、悪人には容赦がない。
苦労人と、サイコパスの血のつながってない兄弟で、お互い一緒にいることを選んでるとかさ……たまんねぇな。
2巻読みます。
Posted by ブクログ
久々の木原音頼、今作も人の暗い所や、普通の小説家なら避けそうな描写(三井の引きこもりの原因の事件)などが木原節で描かれていた。
三井の引きこもりの様子等は著者本人も同じ体験が?というようなリアルな描写で、想像すると気分が悪く なるような細い心象や場面の説明があったり、引きこもりってツライな、と。
そこからの外界へのつながりを取り戻そうとする挑戦とか、真に迫っていた。
徳広のドルオタも自分自身の経験のないことなので、新しい視点が開けた。
和樹の純粋さにはほっとさせられ るが、白身との対比がすごい。白雄の人の心のわからなさは 少しゾっとする。物語は白雄の人?)の能力を使って捜し物を したり事件を解決したり、やや強引な話の展開だけれど、 勧善懲悪で悪物がしっかり不幸になるのでスッキリする。
ヒリヒリするような物語でなく、娯楽小説で良かった。 強い心に残る描写やシーンはあまりないけれど、楽しかった。
Posted by ブクログ
タイトルと表紙詐欺(笑)
強気そうな男の子と、ヘタレなイケメンが、猫と一緒に依頼人の捜し物を見つける話―――だと思っていました。
まず最初のトラウマエピソードがえげつない。公衆の面前で脱糞って……。そりゃひきこもるわ。ここからちょっとおかしいんじゃないのか?? と思い始めたら、やっぱしだ~~。
強気そうな男の子はイメージ通りだけど、ヘタレな男の子だと思っていたやつが、引くくらい性格悪かった(笑)
でも白雄視点のエピソードが一番印象に残るのは、あまりにも強烈すぎるからだと思う。歪んだ愛と執着を見せつけられた。
作者さんはBL小説書いていたみたいで、それで納得。
BLものだったらこの歪みはわかるわ。
けど一般向けだったら超アクが強い話。
絶対初見騙される人いると思う。わたしは好きだけど。