【感想・ネタバレ】ますむら版 宮沢賢治童話集 カイロ団長/洞熊学校を卒業した三人のレビュー

あらすじ

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自らの享楽に溺れた挙げ句ヒキガエルの家来となって働かされるアマガエルの物語。赤い手長蜘蛛と銀のナメクジ、顔を洗わない狸という奇妙な3匹が迎える残酷な未来の話。人間社会の葛藤を架空の世界に映し出す宮沢賢治の寓話を、ますむらひろしが圧倒的な画力で描き出す。

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Posted by ブクログ

宮沢賢治の作品を読むたびにいつものように違和感を覚える。
否定ではなく、これは童話なのかと。
自分の概念にある童話とは話の中に何か大きな意味が隠されている気がしてならないが、賢治の作品には見当たらないのである。
自分自身の凡庸さのせいかもしれないが、もっと多くの賢治の作品を読み込まないと中々辿り着けないのではないだろうか、今回は、『ますむらひろし』作画の漫画で読ませていただいたが、小説としてよみかえせば、なにか一つでも理解が進むような気もする。
とにかく賢治の作品は一読では到底理解不能な敗北感を味わってしまう。

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2020年11月10日

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