【感想・ネタバレ】150年前の科学誌『NATURE』には何が書かれていたのかのレビュー

あらすじ

ノーベル賞クラスの論文が多数掲載されてきたイギリスの科学誌『ネイチャー』が、2019年に創刊150周年を迎えます。パラダイムシフトといえるような論文が載ることもあれば、偽造や捏造を含むような論文が掲載され物議を醸すこともありました。1869年、天文学者ノーマン・ロッキャーはどのような志をもってこの雑誌を起ち上げたのでしょうか。19世紀後半とはどのような時代で、人々は何を考え、どのように科学と向き合っていたのでしょうか。その頃の日本はどのような国だったのでしょうか。創刊当時の記事を読むことで、時代の空気を感じ、現在から未来につながるヒントが見えてくるかもしれません。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

第8章のnature誌に掲載された、150年前の日本が興味深かった。「The Japanese」と一国を丸ごと対象にした長い記事は、natureの150年間の歴史の中でも唯一らしい。インドのコーヒーの木や、中国の宇宙論、タスマニア人の起源など、どこどこ国の〇〇というように、外国での植物学、天文学、人類学など学問の話題が定番である中。日本のみが、Theをつけて紹介された。ものすごく特殊で紹介しがいのある国だったということだろう。日本で実現させた「理想の工学教育」の夢、というのも興味深い。

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2020年11月29日

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