あらすじ
なぜ男子だけで学ぶと学力が上がるのか--受験ガイドではわからない有名校の校風も紹介!
第1章 偏差値六〇台の共学校よりも偏差値五〇台の男子校
第2章 現役教員が本音で語る、男子校の魅力とアキレス腱
第3章 バンカラ? それともジェントルマン? 「男の園」を垣間見る
第4章 大切なことは、みんな男子校で教わった
第5章 男子校、生かすも殺すも親次第!?――社会学者・宮台真司さんインタビュー
第6章 海外で見直される男女別学校の価値
第7章 ジェンダー問題か、学びの多様性か
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Posted by ブクログ
母からすると男子校って未知なことが多く、なんとなく共学の方がいいんじゃないかと思っていたが、そういう考え方もあるのか、とある意味世界が開けた。関東出身・関西在住なので関東の学校も関西の学校も紹介されていたのが面白かった。
Posted by ブクログ
ずっと読みたかった本。教育関係者でもあるので、非常に考えさせられることが多かった。
私自身別学校出身であり、別学校での経験が自分のアイデンティティを形成しているなと思わせられることが多々あるので、この時代にあえて「男子校のメリット」を唱える筆者の意見に共感することが多かった。確かに、集団としてみた時、男子女子それぞれの集団にふるまいの差が出てくるなというのは実感としてわかる気がする。ただやはり、性差というのはあくまでもその人を形成する一つの要素(アイデンティティ)に過ぎないと思うので、個人個人の個性を見極めた上で、その上にある男女の性差なども考慮して接し方、指導の仕方を考えていかなければならないなと考えさせられた。
「教育とは、常に迷いながら、矛盾を抱えながら、模索しながら行うべき営みだ」という一説が印象に残っている。この仕事は日々自問自答しながら最良と思われる選択肢を選ぶ作業の繰り返しだなと思う事がある。でも、「自分は完璧な振る舞いをしている」と納得してしまったらそこで自分の成長が止まってしまうとも思う。そうなることだけは避けたいと心から思うし、迷いながらでもやることがもしかしたら「正しい」のかもな、とも考えた。女子校版もあるようなのでそちらを次は読んでみようと思う。
Posted by ブクログ
旧版も読んでいますが、本書は本筋ではない宮台真司のインタビューが秀逸。
今の民主主義を「枠の外をたたく民主主義」と看破し、現在は親が劣化し枠の中でのゲームに走っているということには、ものすごく共感できる。
親の立場でなすべきことは、いかに親の価値観を押し付けずに我慢することということか。
Posted by ブクログ
各地の男子校の歴史や文化などの話、別学の優位性。もちろん、共学ならではの良さもあるけど、男子校出身としてその良さを言葉にしてくれた、と感じました。
Posted by ブクログ
2020/2/1 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
2020/2/8〜2/11
息子がこの4月から男子校に通うことになった。自分の体験として男子校は無いので、長所短所を整理するためにも読んでみたかった。当然ながら長所短所があると思われるが、息子には、是非良いところを取り入れて6年間過ごして欲しい。