【感想・ネタバレ】テアイテトスのレビュー

あらすじ

知識とは何か、ほんとうに知っているとはどういうことかを主題に、ソクラテスの助産術などのエピソードをまじえ、知識と知覚について、相対主義批判、記憶や判断、真の考えなどとの関係について対話を重ね、若き天才数学者テアイテトスを「知識の哲学」へと導く、プラトン絶頂期の最高傑作。みずから考え、学ぶことの大切さを考えさせるスリリングな対話篇。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

素直な青年テアイテトスを相手に「知識とは何か」を問答する対話篇。この問いにテアイテトスとソクラテスは「知識とは知覚である」「知識とは真の考えである」「知識とは真の考えに説明規定が加わったものである」と3つの仮定を立てて検討するが、結局どれも否定されて終わるという久々にソクラテスらしい結末である。独自の親切丁寧な見出しに100ページ超の解説がついているが、それでも難解だった。テアイテトスくんが素直で前向きに議論についていく分、展開はスムーズなんだけど。特に最後の方の字母がどうとか、全体と全部の違いとかの辺りが解説を読んでも理解が怪しい。「ソフィスト」とテーマ的に繋がっているようなので、そちらも読んでみることにしたが理解できるか不安が募る。「パルメニデス」のときもそんなことを書いた気がするが…。

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2024年01月19日

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