【感想・ネタバレ】風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)のレビュー

あらすじ

美術(アート)という名のタイムカプセルが、いま、開かれる――。日本が誇る名画『風神雷神図屏風』を軸に、海を越え、時代を超えて紡がれる奇跡の物語! 20××年秋、京都国立博物館研究員の望月彩のもとに、マカオ博物館の学芸員、レイモンド・ウォンと名乗る男が現れた。彼に導かれ、マカオを訪れた彩が目にしたものは、「風神雷神」が描かれた西洋絵画と、天正遣欧少年使節の一員・原マルティノの署名が残る古文書、そしてその中に記された「俵…屋…宗…達」の四文字だった――。織田信長への謁見、狩野永徳との出会い、宣教師ヴァリニャーノとの旅路……天才少年絵師・俵屋宗達が、イタリア・ルネサンスを体験する!? アートに満ちた壮大な冒険物語!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

おもしろい!!
普段ならば下巻まで読んでから感想を書くのだけど、上巻だけで、なんなら第一章だけでも壮大なストーリーに引きこまれた!

でもフィクションと史実の区別がつかなくて困る。
狩野永徳が信長に贈った『洛中洛外図屏風』は上杉謙信にわたって、いまは米沢市上杉博物館にあると。
読み終わってないけど気になって調べてしまう。
戦国時代が目の前に広がるよう。いつか見に行きたい。

ちょうどいま、皇居三の丸尚蔵館の開館記念展で狩野永徳の『源氏物語図屏風』が見れるというのでこれから行ってきます!!



誤植コレクション
『イエズス会にとっても、イエズス会にとっても、まさしく快挙であった。』なんでこうなった。

0
2024年03月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まだ上巻しか読み終えていないので、感想は下巻の方に書こうと思いますが、謎大き俵屋宗達とキリシタンの少年たち、そこに織田信長の野望も絡めてあるわけですねー

壮大でいて、『もしかしたら、そうなのかも』『そうだったら面白いなぁ』と思わせる展開です。

下巻も楽しみ!

0
2025年01月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

琳派の祖のひとりである俵屋宗達の、風神雷神図にまつわるストーリー。まさか信長に会ってローマに渡るというびっくり展開ではあるんだけれど、宗達本人の謎めいた生涯を、フィクションであっても、とても鮮やかに瑞々しく描いているのでとても読みやすい。そんな宗達にマルティノが、ローマの画家たちがどう関わっていくのか、下巻がとても楽しみである。

0
2024年09月22日

「小説」ランキング